合言葉は「We Are Beautiful!」
こんにちは!Marikoです。
今回は自己受容、自己肯定できることで、「じぶん改革」をした私の変化をそのきっかけをくれた大切な友人Carolinaとのエピソードを交えてお話させてください。
だいすきなCarolinaについて
本題に入る前に、私に大きなきっかけを与えてくれたCarolinaについてすこし紹介させてください。
バンクーバーのホームステイ先で出会う
留学中、最初の2カ月はホームステイでした。一緒に暮らしていた生徒は3人。私の2週間前にホームステイを始めた日本人の女子大学生ナナ、そして私、そのあとにメキシコ出身の女性Carolina(キャロリーナ)が入ってきました。3人とも語学学校が同じだったこともあり、私達3人はすぐに仲良しになりました。海外留学という同じ目的を持っている者同士だからこそ、葛藤や悩みも共感でき、知り合ってから1カ月も経っていないのにも関わらず、そうとは思えないほど二人はかけがえのない存在になりました。
そんな二人から学ぶことはとても多く、二人のおかげで私は人間的に大きくなれたと思っています。ナナについても書きたいことたくさんあるけどここではCarolについてお話させてください。
明るくて面白い、いつも中心にいる人気者Carol
メキシコというと、陽気で明るいイメージがあるかと思います。その中でもCarolは群を抜いていて、同じメキシカンの人もCarolはすごい!と言われるくらい、明るく、いつも笑っていて周りを笑顔にする、いるだけで楽しくなる太陽のような人でした。学校でなにかさわがしいな、と思ったらその中心にいるのはたいていCarol。(笑) 授業中、隣の教室にいてもCarolが何をしているのか分かりました。とにかくCarolはみんなの人気者でした!
ビジネス一家の大家族 きょうだいは11人
そんなCarolですがメキシコでは農業関係の会社の社長をしています。留学にきたのも仕事をする上で英語が必要だからということでした。そしておどろくことにCarolのおうちは大家族でCarolは11人兄弟の9番目。Carolから出る話はスケールが大きすぎて本当に驚かされます。大家族でみんなCarolみたいに陽気だったら家は毎日がお祭りなんじゃないかと思いました。Carolは社長をやるだけの器がある芯の強い女性でありながらも、家族思いで信仰心も強く、優しさと繊細さも持ち合わせているところがより一層彼女の魅力を引き立てます。
Carolがくれたきっかけ
ある日、Carolと二人で学校から帰っていると、Carolが急に「まりこ、今日はまりこにありがとうって言おうって昨日から決めていたの。まりこありがとう。あなたはとっても美しい。素敵なハートをもっているわ。」と私にいってくれました。私は照れる気持ちと、Carolにそう言ってもらえるような人じゃないのに、と思う気持ちから、
「いや私はそんな美しくないよ、Carolがすごいんだよ。」
と反射的に言葉を返すと、
Carolは「まりこ、なんで?自分でそんなこと言ったらだめ、あなたは美しいんだから!I am beautifulって自分で言って!!!!」
と力強くそう言うのです。
私は恥ずかしかったので、「えーはずかしいよー」とはぐらかそうとしましたが、Carolは私が言うまでやめる気はなかったです。しぶしぶ小さな声で「I am beutiful」というと
「もっと!大きい声で!!I am beutiful!!!!」
と叫ぶのです。閑静な住宅街の通りです。(笑)
なんだかおかしくて、ここは日本じゃない、えーい!と思って
「I am beautiful!!!!!」と叫びました。
Carolは「そうだよ、まりこ、You are beautiful!」と真っ直ぐ私をみて言いました。すると私は心の奥にあった何かの塊がすーっと溶けて体が楽になった気がして、同時に涙がこぼれました。救われた気がしました。自分のことをまるごとすべて受け入れてもらえた気がして、それがとても心地よくて、心が晴れやかになりました。
気が付いたらCarolも泣いていて、それからは二人で大爆笑。ギューッとハグをして、「I am beautiful! You are beautiful! We are beautiful!」と歌いながらお家へ帰りました。
その日以降、学校帰りにCarolとナナと3人で
「We Are Beautiful! We Are Beautiful! We Are Beautiful!」
と歌いながら帰ることが日課になりました。
ありのままの自分を認めること
周りは私を肯定してくれていた
振り返ると、Carolのきっかけ以前にも、私は幸運な事に周囲から自分をありのまま受け入れてもらえていたように思います。パートナーからは ”あなたは自分から下に行こうとするから、自然となめられたり、対等な関係でいられなかったりすることが多いと思う” と言われたことがあります。彼は私が自分を卑下したり下に行こうとしたら、俺が目線を合わせるよ、と常に対等であろうとしてくれました。
彼にそう言われた時も、CarolにBeautifulと言われたときと同じような気持ちになったことを覚えています。
私の周りの家族や友達、パートナーは私のことをいつも肯定してくれていました。それなのになぜ、私は自分のことを認められていなかったのでしょうか。
気づかないうちに自分のネガティブキャンペーンをしていた
よく言えば、向上心が高いというのでしょうか。私は自分を受け入れるよりも、もっとこうなりたい、いまのままじゃだめだ、という気持ちが先にきて、いつも自分をふるい立たせて、心が安らぐ暇をあたえずにつきすすんでいたように思います。そう思い続けるうちに、どれだけがんばっても、成果がでても満足できない自分になっていました。
そして私はいつも自分に自信が持てませんでした。
できないこと、持っていないものにばかり目がいき、私が持っているもの、積み重ねてきたことには焦点を当てられていなかったのです。
気が付かないうちに私はだめだ、とネガティブがイメージを自分に作り上げていたのです。
そうすると、どれだけ人に素敵な言葉をもらっても、受け入れることはできず、私は本当はそんな人じゃないのにな、懐疑の念が生まれます。周りの言葉も自分の言葉には敵いません。なぜなら、自分が一番聞いているのは自分の声だからです。私はかけてもらった温かい言葉や思いを、無意識に否定していたり、心の奥底では信じていなかったのだと気づきました。
それを、Carolが最もシンプルで超正攻法なやり方で破ってくれたのです。
私のとても、めんどくさい思考を一撃で打ち抜いてくれました。
「こんな、わたしでいいんだ、、!」と思えたのです。
それからは意識的にプラスの言葉がけをするようになった
この出来事をきっかけに私は自分に対してプラスの言葉がけを意識的にするようになりました。「私はやれる!」「今日も私はかわいい」「英語も上手に話せてる」というように心の中でつぶやくようにしています。
この効果は絶大で、以前より前向きでチャレンジ精神を強くなり、人生が楽しくなったように思います。このような肯定的な言葉による自己暗示を”アファメーション”というのだと後から本で読んで知りました。アファメーション、すごいです。
ただ、これまでの思考のクセはすぐには変えられないので、わたしはだめだ、という気持ちに引っ張られることもあります。
でも、これまで人にどれだけ肯定されても心では信じられないくらい頑固だったなら、逆に自分で自分を肯定できたら、人に何を言われても動じなくなり、メンタル最強になるのでは・・・?と希望を持つようにしています。
だからネガティブな気持ちになることもあるけど、そういう自分もいてOK!ということにして、プラス思考をゆるく続けることにしています。
そしてその最強メンタルを手に入れた先に本当の謙虚さや品格が備わっていくのではないか、と思います。
超有名な心理学者アドラーの言葉です。
耳にしたことはあっても実践レベルまで落とし込むのがむずかしい、というのが正直な意見でした。また最近では自己肯定感という言葉もよく聞くようになりました。私が初めて習ったのは大学の授業のとき。頭では理解していたつもりでしたが、それから何年も経ってようやく実践の一歩を踏み出せたように思います。
じわじわ感じるわたしの変化
Carolのきっかけで始まった「じぶん改革」。自分を認め、受け入れることで私を幸せにするのは私しかいないんだ!と確信しました。すると今までとは違う心地の良い向上心が芽生えたのです。その改革の中で感じている私の変化をまとめました。
自分で感じる変化
つかれにくくなった
長期的にゆるくがんばれるようになった(高い目標設定→できない→自分を責める→モチベーション下がる、負のループが消えた)
たのしい!しあわせ!と思える時間が増えた
自分の心身の健康への関心が強まり、自分を大切にできるようになった(特に食事や栄養に対する意識が高まりました)
周りにどう思われているか気にすることが減った
心理学や哲学に興味がわくようになった
将来に希望が持てるようになった
周りが感じた変化
充実していそう
人間的に成長した気がする
好きなことをやれているのがいい
安定している
ここにあげたことが、いつもできている!と思えるわけではないのですが、じわじわと変わっていっているのを感じています。
心をリセット!合言葉「We are beautiful!」
私は変わった!と思いつつも毎日うまくいくわけではないのが人生。
落ち込むときや、うまくいかないときは、Carolとナナと歌ったように「We are beautiful!」と心の中で、時には口に出して歌っています。すると自然に笑顔になれ、心がゼロに戻るような気がします。
私の合言葉は「We are beautiful!」ですが、誰の中にも、自分をちょっと前向きに、そして強くしてくれる言葉あるいは行動や習慣はあるのではないでしょうか。簡単ではない世の中を少しでもシンプルに生きられるといいなあと思います。
私もCarolがそうしてくれたように誰かの心をすっと軽くできるような人になりたいです。かつての私のように自分を認められない人には「You are beautiful!」と言わせてください。
とても長くなってしまったのですが、読んでくださった皆様がハッピーに過ごせますように。ありがとうございました。
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