ノビルスクールについて①
ノビルスクール
【オルタナティブスクール。名古屋市金山駅付近で週1回やっている。】
よく聞かれる質問なので、書いておく。
私は10月~小中学校対象に、
個性を育て、主体性を育てるスクールを始めた。
きっかけは、本当に些細なもの。
「子供のことにかかわりたいなあ」
そして、メッセージが来る。
「週1でもやってみれば??」
ただそれだけ。軽くのってみた。
始めたときは、学校とは違うスクールのことを総称して、オルタナティブスクールということも知らなかった。
今までは金銭教育という名目で子供たちの教育にかかわってきた。
でも、スクール経営なんてしたことない(笑)
そして、どんな教育がいいのかわからない。
いや今でもわかっているわけではない。
手探りでやり始めたところだ。
ただ、感じることは最近の子供たちは大人の枠にはめられている子供たちが多い。きっとうちの子供もそうだろう。
大人が、子供たちのためを思って、子供たちが失敗する機会を奪っているのだ。そこで作られた成功体験をたくさん積んでいく。
別にそれが悪いわけではない。
成功体験は大事だ。
ただ、失敗せずに成功ばかりしてきたら、ろくな大人にならないんじゃないかと勝手に思う。
だって、失敗する人の気持ちや人の痛みはわからないし、その上、その人が失敗を初めてしたときに、ぽきっと折れやすくなる。
そんな話は置いておいて、ノビルスクールではどんなことをやっているか書いておこう。
ただ単純。
みんなで、最近あったハッピーサンキューナイスというワークをやる。
うれしかったことや楽しかったことや、周りにありがとうというという単純なもの。そこでいろいろなことに幸せやありがとうやいろんなものがつまっていることを感じ、表現する。
アドラー心理学の手法の1つだ。
でも、その中には周りの子供たちが自分の話を聞いてくれて、自分のことをシェア(表現)するいい機会だ。
そのうえ、みんなを認め合うことができ、チームワークもよくなる。
なんと素敵なワークだろう★
それが終われば、ご飯決め。
ご飯を自分たちで作るのだ。
材料も自分たちでスーパーに買い物に行く。
食べたいものはたくさん出てきたとしても、1人300円という予算がある。
その中でどのようにやりくりをしていくか、
そこがPOINTだ。
5人集まれば、1500円で何を買うか。
私は主婦だから、1500円で何を買うかは考えられる。
でも、子供たちはその1500円を1人で使うわけではない。
何人かで出し合ったお金だから、必ずそこで話し合いが繰り広げられる。
実践型アクティブラーニングだ。
そして、そこには成功も失敗もない。
経験のみ。
もし失敗しても、友達とけんかするか、1食食べられないか、奇妙なものが出来上がるか。まあ、その程度だ。
食べ物という課題のみなので、どんな考えがあってもいい。
どんなアイディアがあってもいい。
枠はそこまで狭くない。
ちなみに何回かやっているが、子供たちの発想は面白い。
餃子ピザが出てきたり、新鮮な野菜ジュースが作られたり、カレーが作られたり、キムチチャーハンが作られたり・・・・・。
でも、低学年の子供たちと一緒に食べたときは、レトルトのピザトーストとお菓子とジュースだった。
どんなものになったとしても、私は口も手も出さない。
だって、出したら子供たちの面白さはなくなるでしょ。
ノビルスクール②につづく
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