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ロックダウンをきっかけに

新型コロナウイルスのパンデミックで、ロックダウンのロンドン。昨年末こちらに越してきてからは、東京にいた時のように毎日決まった時間に満員電車にゆられオフィスに通う必要もなく、今流行りのいわゆる「ノマドワーク」をしていたし、今のところ、この生活にも何とか適応しています。

それでもやはり、家に留まっていては出来ることに限りがあり、この非日常的な時間をどのように使うべきかと考えました。そこで、これまでずっと想いはあったけれど、なかなか実行に移すことができなかったこと、「発信すること」に再チャレンジしてみようと思いました。

この10年余り学び取り組んできた移民・難民のこと、仕事で頻繁に行ったアジアの国々のこと、人権のこと、ジェンダーのこと、政治のこと、社会に対して色々と思い考えること、今までも勝手に話したり、つぶやいてきたりしましたが、「日本語で書く・伝える」ということに少し抵抗がありました。うまく説明できませんが、自分の生まれ育った国の人たちへ、日本語で自分の意見を言い、広く発信するということにいつも躊躇していました。なんだか恥ずかしい気持ちもありました。英語だとそれほど勇気もいらずに書けたりするのですが。でも、やっぱり日本人として今考えていること、気になっていること、見聞きしたこと、日本語で書いて日本の人に知ってもらいたいことがたくさんあるし、伝える責任もあるのではと思ってきました。そして、私がそうすることが少しでも何か・誰かの役に立てばいいなと。

ロンドンに戻ってきて、フリーランスという働き方に挑戦してみて、少し自由な気持ちになれたこと、そして不自由なロックダウン生活の中でその自由な気持ちに少し後押しされたこと、そういったこともあり、ここで時々物書きをしてみたいと思います。気楽に続けられるといいなと思います。

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