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日経テレ東大学「Re:Hack」2022/10/26放送回まとめ~「競争力のある福祉国家」とは~

立憲民主党 小川淳也の後半戦!
具体的に日本をどう変える!?
政治生命をかけた日本改革案とは?
▼現代の死生観からみえる日本政治の問題
▼政治家「小川淳也」の進むべき方向
▼立憲民主党が主役になる為に必要なこととは?
衝撃の激論、後半戦!野党の向かう未来とは?

【出演者】
西村博之(2ちゃんねる創設者)
成田悠輔(イェール大学助教授)
小川淳也(立憲民主党 衆議院議員)

Re:Hack番組概要欄より


Re:Hackは、最近よく見ているYouTubeの番組の一つです。10月26日放送の立憲民主党の小川淳也衆議院議員がゲストの回がとても興味深く、特に気になったワード「競争力のある福祉国家」について簡潔にまとめておきたいと思いnoteの記事にしました。

日本は人口構造の変化に合わせて変えていかなければならない事がある

2014年の小川議員のご著書、『日本改革原案2050年成熟国家への道』では、「生涯現役」、「列島解放」、「環境革命」、「国際社会の変革」について提示されています。
人口構造の大きな変化により持続不可能な社会になりつつある中で、自民党は改革の看板を掲げてはいるけれど既得権の上にある現状維持政党であると小川議員は仰っています。
日本は高齢化社会なので北欧型の社会に近づけていく必要があり、そのためには所得税、法人税、消費税といった税制改革で、持続可能な社会制度に変えていきます。消費税に関しては最大25パーセントにまで上げていかなければなりません。また、人口減少による働き手不足に対応するために外国人の方々に住みやすく、働きやすい環境を整えていく必要があると提言されています。

現代の死生観からみえる政治の問題点

かつての日本の終末期医療では、胃瘻によって延命治療することが多くありました。しかしここ5年位で、胃瘻ではなく自然な形での最後を選ぶ人や家族が増えてきているそうです。それはかつてのステレオタイプの日本人の死生観では持続不可能であるということに気づいた人々が増えてきたことの現れでありますが、その背景には高額医療費制度や年金の問題が潜んでいます。

GDP信仰からの脱却が必要

インフレ主導型の名目成長率(物価の変動による影響を含んだ国内総生産(GDP)の伸び率)の拡大によって政府債務を下げる衰退的ソフトランディング政策により、このまま円安が続き1ドル300円くらいになると、生産ラインの工場は日本に戻ってくることになります。農林水産物は国産が一番安い自給自足型の社会に近づきます。
しかし、自給自足型の社会で1億人を養えるのかという課題もあります。

立憲民主党とはどのような政党か(自民党との差別化)

立憲民主党とはどのような政党なのか。それが世の中にはっきり伝わっていない中で2022年7月に行われた参院選においてNHK党からガーシー参議院議員が誕生したことは一種の既成秩序への破壊衝動でもありました。
尖った言葉で民衆を引き付けるRe:Hack的な「政治における戦略的ひろゆき」を小川議員がすることは可能かという問いには、「競争力のある福祉国家」を目指し、目立たないが慎重に議論しなければならないと回答されていました。

「競争力のある福祉国家」を目指す

なぜ人口が増えないのか、GDPが増えないのかという一種の宗教から脱却しなければならない、そのために経済改革、社会改革といった構造改革が必要であると小川議員は仰っています。いずれ人口減はソフトランディングしていき平行線になっていくそうです。江戸時代は化石燃料にも原発にも頼らなかった最後の時代でしたが、当時のように自給自足し、その上でエネルギー効率をあげていき、その前提で何に予算をどのように使うかを考えていくという方向性を示されています。
また、所得税、法人税、消費税といった税制改革の必要性にも言及されています。持続可能な社会制度に変えていくために、例えば消費税に関しては最大25パーセントにまで上げていかなければならないそうです。北欧型の高福祉国家を目指していく、ということでした。


以上、政治も経済もよくわからない私がまとめてみました。現在の日本は世界の中でも屈指の高福祉国家ですが、人口動態の変化により、持続可能な社会にするためには社会の構造改革が必要であるということがわかりました。「競争力のある福祉国家」の「福祉国家」の実現のための政策を今回示されていましたので、「競争力」の部分のお話をより詳しく知りたいと思いました。そしてお話から小川衆議院議員の熱意や人柄の良さがわかり、今後も注目していきたいと思いました。


↑こちらの動画も興味深いです。


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