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俳句大会 年中「夏」の国で夏の俳句を作る

↑ 俳句大会の総合優秀作品  ほかにも個性的な作品ができました!

私、趣味のひとつが短歌。ですが、
授業の一環で、「句会をしよう」という活動を行いました。
日本語の教科書には「しずかさや岩にしみいる蝉の声」「名月を取ってくれろと泣く子かな」と言った古典俳句が載っているものの短歌はないのです。
俳句の方が簡単なわけじゃないのにね。
さて、どうしたものか。ネットで留学生俳句大会から四季の句を見せて
垣根の低さをアピール。次に夏の季語をいくつか紹介。夏しかない国で、どうなんだろうと思ったけれど、みんなの頭は柔軟です。
60分で完成させるのはちょっと無理かなと思ったのですが、先生、見て!と次々やって来るので驚きました。主旨を変えない程度に添削したのですが、なんども下書きを持ってくる学生もいて、こちらも真剣になります。
最終案を指折りながら用紙に書く学生たちの楽しそうなこと。右から縦書き、イラストを描いてサインをしてね~私の声はかき消されます。このクラスはM6、日本の高3に当たる専攻クラス。皆優秀で,普通に日本語が飛び交う明るいクラスです。発表は翌週にしこの日の授業は終わりましたが、自宅で丁寧にイラストを描き込んでくる子もいて、発表会は大盛り上がりでした。優劣をつけたくはなかったのですが、どれも素晴らしい!ではかえって失礼だと思い、作品賞、アート賞などを発表すると全員が歓声を上げるのです。なんていいクラス。次は『秋』の俳句を作りたいな。


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