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今シーズンの評価をしてみる - GK/DF編

シーズン終わってからだとCL出場権取れたか取れないかの最終結果よって大いにバイアスがかかった評価になってしまいそうなので、CL出場権獲得の可能性を失ってはいない今のうち(36節終了時点)に各選手の評価をしてみたいと思います。10点満点で平均は6点くらいなイメージ。基本採点は甘い。

一応、個人的意見の主観的評価だけだと申し訳ないと思ったので、ガゼッタの年間の採点(~36節)をヒストグラムにしてその分布が分かるようにしといた。(18節SPAL戦の採点はホリデーで無いっぽい)


-- GK --


ドンナルンマ - 7.0

ときたま勝ち点を落とすことに直結するミスをすることもあるが、彼によって拾った勝ち点の方が圧倒的に多い。前半戦中盤以降目に見えて覚醒、さらなる成長を遂げている。ただし、弱点もある。それは足元。ディフェンスラインとうまくボールを回していることは少ない。ボールをうまくつなげない時にはセーフティーに、下がってくるWGにボールを蹴るカタチをよく見るが、それがつながることは少なく、勿体無いボールの失い方につながっている。現代型GKにボールをつなぐ技術はもはや必須となってしまっているゆえ、最高峰のGKになるためにはこの点を磨いていく必要があるだろう。幸いレイナというお手本が身近にいるので彼から多くを学んで欲しい。話は逸れたがボールのつなぎの下手さなどを考慮し7点の評価。年齢を考慮するなら8.5ぐらいあげたいところではあるが。

出場試合数(リーグ) - 32 *1
平均点 - 6.27
最頻値 - 7, 6
中央値 - 6.25
*1 フロジノーネ戦の採点はない



ペペ・レイナ - 8.0

彼クラスのGKがセカンドに控えているのは本当に心強い。出場はカップ戦とドンナルンマを怪我で欠いた試合のみなのにもかかわらず、不平不満をいうこともなく、ドンナルンマの成長の助けになりたい的なコメントもしている。聖人かな。もちろん、安定したパフォーマンスで高い実力が健在である。ガゼッタの採点はリーグ戦のものしかまとめていないが、EL・コッパでも高い評価を受けていた。(6x4, 7x3, 8x1 / 8試合)。おそらく欧州一のセカンドGKと言っても過言ではないのではと思いこの評価に。

出場試合数(リーグ) - 3
平均点 - 6.33
最頻値 - 6.5
中央値 - 6.25



アントニオ・ドンナルンマ - 4.0

今シーズンは出場なしなので本来は採点なしにすべきだが、このレベルにしては高給もらってミランの財政を圧迫してる一因となっているのでとても低い評価にしておく(理不尽)


プリツァーリ - 採点なし

契約更新してくれてありがとう。


-- DF --


カラブリア - 6.5


シーズン明らかに成長した1人。その契機はコンティ復帰のタイミングのように思う。守備面では着実に成長して行っている。攻撃面では、まだムラが大きくあるように思うが良い時はめちゃくちゃ良い。前にいる選手と連携したプレーがそんなに多いようには思わ無いが、それは彼のせいというよりも指導者のせいのような気がするので、この点の評価が難しい。シーズン後半に入り、スソが大外に張るだけではなくなったのに合わせて攻撃のバリエーションが増えたように思う。やはり評価が難しい...。うーん。ただ良くなっているのは確実だし、もっとも競争の激しい右SBでファーストチョイスなのも間違いない。なんかよくわかん無い評価になった😇

出場試合数(リーグ) - 24 *1
平均点 - 5.92
最頻値 - 6
中央値 - 6
*1 フロジノーネ戦の採点はない


コンティ - 5.5

長い怪我の期間から冬に復帰し、やっとミランの戦力に。その攻撃力はミランの新な武器になったが、守備面では課題が多い。攻撃に特徴のある選手なので、守備面少し多めに見たいところではあるが、さすがにもうちょっと出来て欲しい。ただ、クロス始め攻撃センスはうまく発揮されればなかなかのもの。スソと組ませた時役割がかぶることが多いので、そこらへん来年誰が監督になるかわからないが、うまく調整できる人が来てくれれば輝き取り戻すことも容易だろう。

出場試合数(リーグ) - 6
平均点 - 5.75
最頻値 - 7, 6.5, 6, 5.5, 5, 4.5
中央値 - 5.75


アバーテ - 7.5

今シーズン、もっとも高い評価を与えるべき選手のうちの1人。出場した試合では、攻守特に守備面で安定して高いパフォーマンスを発揮した。また、それだけではなく怪我でCB人がサパタだけになるとRRとともにCBとして3バックを形成し、なんとまさかの第安定のパフォーマンスを発揮する。前半戦の危機を救った1人。シーズン終盤にカラブリア、コンティが怪我している今現在もミランを高いパフォーマンスで救っている。

出場試合数(リーグ) - 14 *1
平均点 - 6.11
最頻値 - 6.5, 6
中央値 - 5.75
*1 フロジノーネ戦の採点はない


リカルド・ロドリゲス - 6.5

日本のミラニスタの中での評価はあまり高くないように思うが、僕の中では割と評価が高い。その理由は安定感。シーズン前半では怪我人が大量に出た時期にCBを卒なくこなしたり、不調のチャルハノールのいる左サイドで1人奮闘したり、ラクサールもいまいちであった中、左が大崩れしなかったのは彼の存在が大きい。ガゼッタの評価をヒストグラムにしたものを見てもわかるようにこの安定感である。もちろん、わけわからんクロス上げたりちょいちょい守備でもやらかすのは認識しているし、それを理由に低評価にする人が多いのは十分に理解できるが、試合を通してそれほど大崩れすることは少なく、シーズンを通して言うと左サイドを支えた立役者であると、私は、思っているのでこの評価を与えたい。多少推し補正もあるかな笑。来シーズンは安定感そのままにもう2段階くらいプレーの質を上げて欲しいとは思ってる。

出場試合数(リーグ) - 32 *1
平均点 - 5.89
最頻値 - 6
中央値 - 5.75
*1 フロジノーネ戦の採点はない



ラクサール - 5.0

正直期待外れである。シーズン前半はプレーに落ち着きのなさを感じたし、それが例えば前半戦のユベントス戦の駄目押し弾につながるパスミスなどに現れている。シーズン後半に入り、やっとある程度の戦力にはなったと言えるが、チームに対して大きなプラスの効果をもたらす存在にはなりえなかった。よく走りわかりやすく頑張りが見て取れる選手で、個人的に好きなタイプではあるのだが、厳しい評価を与えざるをえない。

出場試合数(リーグ) - 10
平均点 - 5.7
最頻値 - 6
中央値 - 5.75



ストリニッチ - 採点なし

W杯後に心臓の病気が発覚。病気は治ったらしいが、今シーズンこれまでのところ出場はない。彼にとっては大変な1年だったことだろう。



ロマニョーリ - 7.5

名実ともにミラン守備陣の要。ボなんとかッチさんの後を引き継ぎカピタンに。鉄壁の守備を誇り、今はもう多分継続していないがドリブル阻止率100%をシーズン途中まで誇っていた。シーズン序盤に一度やらかして勝ち点を落とすことにつながったことがあったが、それとトリノ戦での退場などを除くとシーズン中、常に高いパフォーマンスを発揮し続けた。ガゼッタの採点を見てもわかるように高い評価を受け続けている。

出場試合数(リーグ) - 29 *1
平均点 - 6.12
最頻値 - 6.5
中央値 - 6
*1 フロジノーネ戦の採点はない


ムサッキオ - 6.0

シーズンを通してロマニョーリと硬い守備を見せた。しかし、個人的には前半戦のミラノダービーなどトップクラスのFWと対峙した際に割と好き勝手やられている印象を受けている。基本的には高いパフォーマンスを発揮しているのだが、超1流クラスだと結構手を焼いている。パフォーマンスの波は少ない方だとは思うが、シーズン後半戦途中あたりから結構怪しいなと感じることは多かった。ただシーズンを通した全体的な評価でいうと良い部類には入るだろう。

出場試合数(リーグ) - 24
平均点 - 5.85
最頻値 - 6
中央値 - 5.75


カルダラ - 5.5

シーズン当初の高い期待度とは裏腹に怪我でシーズンを棒に振った。結局、今シーズンの出場はELGSのデュドランジェ戦とコッパセミファイナルセカンドレグのラツィオ戦のみ。どちらの試合も悪くはなかったが、2試合ではなんとも評価しづらいが、シーズン開始前の期待感には結果として全く答えてくれてないので厳しいが5.5の評価。だが、ミランとアズーリの未来であると思っているので来シーズン以降の奮起に期待したい。


サパタ - 6.5

今シーズンのサパタは別の世界線か別の惑星からきたサパタで間違いないだろう。僕らの知っているおちゃめなサパタさんではなかった。第4CBとしてシーズンをスタートするも怪我人が即出しCB1人状態になったりもしたミラン守備陣をまさかまさかのこうパフォーマンスで支えた。永遠に攻撃を止め続けるサパタを見て何度目を疑ったことか。鉄壁サパタ。

出場試合数(リーグ) - 12 *1
平均点 - 6.25
最頻値 - 6.5, 6
中央値 - 6.25
*1 フロジノーネ戦の採点はない


シミッチ - 採点なし

今シーズンの出場はELGS第5試合のデュドランジェ戦のみ。サイコパススライディングで一瞬でファンになったが、シーズン後半、移籍したフロジノーネでは行方不明になったらしい(出場数0)。

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