蒼月まりか

作詞家として活動しています。@sooduki_marika はてなブログと並行して書い…

蒼月まりか

作詞家として活動しています。@sooduki_marika はてなブログと並行して書いています。

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世界を自分の見たいように見てはいけない

世界を自分の見たいように見るな 世界を自分の見たいように見るな、という言葉が忘れられない。たしか、昔バズったツイートで見かけた。 どういう意味かと言うと、例えば老年の夫婦が仲睦まじく寄り添い合い、手を繋ぎあっている光景を目にしたとする。 大半の人は半ば反射的に、「長年連れ添った仲良しの夫婦」というストーリーを想起する。素敵な夫婦だなぁ、私もあんな老後がいいなぁ、というふうに。それが不倫現場であったり、再婚したばかりの夫婦である、と考える人は少ない。 これが、「世界を自

    • 面白い人になりたい私と、「僕は盗む」について

      「僕は盗む」 https://j-lyric.net/artist/a052b38/l02c828.html 繰り返し、繰り返し、思うことがある。 面白い人間になりたい。 誰かを笑わせられる、場を和ませられる・・・陳腐な表現だけど、「潤滑油」って存在になりたかった。でも、多分この願いは一生叶えられない。わかっている。 面白い人種ってのがあって、私はそのベン図の中に生きていない。 ユーモアってなんだろう。 知的な面白さも、爆発的な面白さも、シュールな面白さも

      • 岡野大嗣 「サイレンと犀」を読んで

        岡野大嗣さんの「サイレンと犀」を読んだ。 元々Twitterで見かけた彼の短歌が気に入っていて、是非とも短歌集を読みたいと思っていたところ大学の図書館に並んでいたので手に取った。Twitterでタグ付けされている短歌は、柔らかな色合いのイラストを添えてのんびりとした日常を切り取った内容の物が多かった印象だが、「サイレンと犀」の中の短歌たちは思った以上に重みを持っていて意表をつかれた。今回はこの本の中で気に入った短歌を(僭越ながら)選出し、感想を残したい。 ◎友達の遺

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