「感謝を求めるな」(大川隆法「心の指針」より)
いつも記事に目をとめてくださり、本当にありがとうございます。
私の記事では、大川隆法先生の法話・著書の中から、おすすめの作品を紹介しています。
今回は、心の指針「感謝を求めるな」をご紹介したいと思います!
大川隆法先生は、毎月、「心の指針」という詩を月刊誌に寄稿してくださっていたのですが、シンプルな言葉の中に深い味わいがあり、読むたびに心の気づきが得られる作品ばかりなんです。
皆さんにもぜひ、「心の指針」の世界を味わっていただきたく、時々ご紹介させていただいております。
それでは、今日も皆さんへ、感謝の気持ちを込めて、贈ります。
「感謝を求めるな」
世の中には、恩知らずの種は尽きない。
声に出して感謝するのは、
幼稚園か、小学生までで、
中学生以降は、
毒づいたり、
さらに不平を言ったり、
知らんぷりしたりするものだ。
大人になれば、
社交辞令や商売以外で、
お礼を言われることは、まず、ないものだ。
ただ言えることは、
感謝されることを期待して、
他人に親切にしないことだ。
お礼を折り込んで、
与える行為をしないことだ。
あなたは裏切られ、
品性まで貧しくなるからだ。
子育ても、見返りを求めないことだ。
「子供は五歳までで親孝行を終える。」
という言葉もある。
与えること自体に喜びを感じよ。
大人になっても、親孝行で、感謝する子を得たら、
十人に一人の幸福と心得よ。
(大川隆法「心の指針70」)
【感想・気づき】
誰しも「感謝してほしい」と思って他人に親切にするわけではないと思います。
でも、何かしてあげた時に、無意識に見返りを求めてしまったり、「ありがとう」と言ってもらえなかったことにムッとしてしまったりするものです。
どんなにいい人でも、見返りを求めずに100パーセント与え切りの愛で行動することは、なかなか難しいものだと思います。
私自身の拙い体験談でいうと、
相手のために良かれと思って何かをしてあげたのに、「別にそんなこと頼んでないし」と言われた時に心がモヤモヤしてしまったりとか、
ものすごく愛情をかけたつもりだった人に、「あなたの力で偉くなったわけじゃありません」と言われた時にモヤっとしてしまった事があったりします……‼笑
そこは「ありがとう」じゃないのかい?と突っ込みたくもなってしまいますし、実際、「ありがとう」を言えることは良識ある大人への第一歩だと思うので、それぞれに課題があるかと思います。
ただ、そこで、「あなたのおかげです。本当にありがとう」と言ってほしかった自分がいるのも事実なんですよね。
なので、向き合うべきは「ありがとう」と言ってもらいたい願望のある自分自身なのだと思います。
無意識のうちに、自分には「いい人にみられたい」という欲があったのかもしれない。
でも、「ありがとうと言ってほしい、いい人だと思われたい」と思っている時点で、本当は純粋な与えきりの愛にはなっていないのですよね💦
「感謝を求めず、ただ愛を与える」って、なかなか難しいものです。
子育てでも、子どもが大きくなり、反抗期に入ると、今まで可愛かったのが嘘のように、親にひどい態度をとったり、暴言を吐く子もいます。
その時に、「あんなにお世話してやったのに、この野郎!」と思ってしまう気持ちが出てしまうのも、人としては当たり前ではありますよね。
そこを一歩こらえて、「小さい頃に可愛い笑顔を見せてくれていたことが奇跡だった。今まで十分幸せをもらったよ。ありがとう」と思えるか。
それもまた、親としての修行なのかもしれません。
小さいお子さんがいらっしゃるご家庭は、
「子供は五歳までで親孝行を終える。」
子育てに見返りを求めないこと。
この辺りを心にとどめて、二度とない大切な時間を過ごしていきたいものですね。
子育ては本当に大変なので、「今が一番可愛い時期」だと周りから言われても、「大変だと思う時間の方が長いな……」と思ってしまうかもしれませんが。。
少なくとも、色々なご家庭がある中で、愛すべき子どもに出会えたことは確かです。
そのことに「ありがとう」の気持ちをもって、日々を過ごしていくことが大切なのかな、という風に思います。
「もう子育ての当事者ではなくなってしまって、とっくに子離れしてしまった」という方は、あくまでも一つの指標ではありますが、
当時を振り返って、「ありがとう」と思える心境になれたら良いのかな、と思います。
「本来、与えること自体に喜びを感じるのが人間としての理想の姿で、
大人になっても、親孝行で、感謝する子を得たら、十人に一人の幸福である」
ここまで割り切って考えることが出来たなら、子どもが健康で、「ありがとう」と言ってくれる時期があっただけでも万々歳なのでしょう。
私も、自分の家庭環境については、人並みに色々あった方かと思いますが、
足りない部分ではなく、与えられてきた部分について、「ありがとう」と言える自分でありたいです。
また、「感謝されることを期待した上で与える行為をすると、裏切られ、品性が貧しくなることがある」と教えていただいています。
であるならば、その逆を言えば、「感謝を求めずに与える行為をすることで、あなたの品性は向上していく」と言うことだと思います。
できれば、あの爽やかな風のように、どこまでも透明な愛の風となって、人に気づかれることなく、吹きわたっていきたいものです。
今日も透明な愛の風を目指して、私も日々を感謝で生き抜いていきたいと思います🌷
皆さんも、見返りを求めない愛の風を目指して、一緒に頑張っていきませんか?
今回の拙い感想はここまで。
最後までご覧くださり、誠にありがとうございました🌷
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