「俺の家の話」の話5

神回だった4話を受けての5話は、もっと寿限無が拗らせるのかなと思いきやそうでもなく、今回のドラマのテンポの良さが際立ったなと思います。

とはいえ、寿限無の辛い思いを兄弟喧嘩の場面で吐き出させることができたのは、良くも悪くも寿一のまっすぐな性格の賜物。
いろいろバカだと思うことも多いけど、やっぱり長男だよね☺︎

そのかわり今回は(今回も)弟妹がバカすぎましたww
舞は大洲にも寿三郎にも失言のオンパレードだし、踊介はもう、この子、こんなにバカだったんだってw
でも、そのバランスが観山家だと思うと、寿一が戻ってくるまでは、寿限無がどんなに頑張ってたのかがわかります。(ここでまた泣けちゃう)

家族旅行も、なんでそんなにこだわるかと聞かれた寿一の答えは明確。
「こんな風にまた笑いたいから」。
「認知症とか相続とか隠し子とかいろいろあった俺たちがまたこんな風に笑うため」。
これ、こうなれる家族は実はあんまりない気がする。
なぜなら、寿一みたいに言える人が必ず家族にいるわけじゃないから。
だから、観山家はよかったなぁって、見ていて思いました。

寿一みたいに明確に家族旅行がしたい理由が言えて、いろいろありすぎる自分たちでも、「また笑うために」みんなで旅行に行くべきだって、それができなかった多くの家族(うちもそうです)に救いをくれた気がします。

と、ちょっと感動的なことを書いたけど、肝心の寿三郎の目的がズレていることが明らかになっていく。
行く前にも、寿一にぶつぶつワガママ言ってた寿三郎だけど、次から次へと出てくる女性問題に、なんだこのジジイ、どこが「72年間、呑まない、買わない、打たないでめっちゃガマンしてきたんだよ」(1話より)だよ!!
これ、まだまだ明らかになってくるんだろうなーw

これまでの老人を扱ったドラマだったら、だいたい悪いのは子ども達とかその周りの人だったけど、今回いちばんおかしいのは、当人である寿三郎というのがねえ、もう、最高!
ていうか長生きしてきたんだから、それくらいいいだろうよって、寿一を通して言ってくれる(たぶん寿一はそう言って寿三郎を許すでしょう☺︎)くんくがやっぱり好きです。

さて、ついに家族旅行。
来週は我らが阿部サダヲが登場です!
予告の数秒でもうみんなのハートをかっさらってますからね♡
とっても楽しみです!

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