初めての憧れ。

こんにちはっ。
今日は前回書いた通り、
幼少期から小学校5年生までのお話をしたいと思います。

一言で言うなら
お利口な子。
やんちゃもしないし、先生や親の言うこともよく聞く、
そんな子でした。

幼稚園の頃に、
大好きな白うさぎのぬいぐるみがあったのに、
気の強い女の子に
これは私の!!!
って言われたら、我慢する。

ちょっと怖い年上の男の子が来たら
丸見えな机の下に隠れる。

そんな子でした。引っ込み思案というかビビりちゃんというか。
とにかく、お友達を傷つけないように、
みんなで仲良くしていられるように、
小さいながらに空気の読める子だったと思います。

家では、いつもお兄ちゃんお兄ちゃん。
くっついて回っていました。
そんな私が、
どうやって人前に出るこの演劇という世界に踏み込んだのか。

出会い

団員のあいだでは幻のCMとも呼ばれていた、
NHK東京児童劇団(当時は、東京放送児童劇団でした。)の
団員募集のCMを、ほんっとにたまたまNHKをつけた母が
兄をオーディションに連れていったのが始まりでした。


オーディション一発合格でした。
それからは兄の送り迎えをしていた母にくっついて
NHKのスタジオパークに入り浸ったり、
NHKのロビーで折り紙やあやとりをしていたり。

兄の同期のお母様方から可愛がられる始末。

そんな生活をしていた幼稚園生時代。
私も小学生になろうとしていました。

ここら辺はよく覚えていません。
でも気付いたら、
母に、茉莉も。とか言ってオーディションに連れていかれていました。
もうほんとに覚えていませんが、
合格したんです。
高校生になって、劇団の先生に
なんで受かったんですか……?
て聞きましたが、結局大人になった今も分かっていません( ゚ー゚)ウ ( 。_。)ン

所属していた劇団では、
毎年夏に、小学生から高校生までが一緒になって舞台をつくりあげます。
入団した年は、まだ養成期間なので、
お稽古見学だけだったのですが、
そこで、小さいながらに初めて
目標。に出会いました。

これに関しては、今でも忘れられません。
多分一生忘れない。

園田英樹先生作の「見習い天使のオトシモノ」という作品。
ラストシーンのお稽古を見学したんです。
当時高校3年生の先輩のお芝居に、
何もわからないはずなのに、惹かれてしまったんです。
お芝居が自分の心にズカンと響いて、歌声が響いて。
切なくて悲しくて、でもとっても綺麗で素敵な景色でした。
実質主役の、ハルカ。という役でした。

あのお姉さんみたいになりたい。
あの役をやれる高校生になりたい。
1年生の幼心にそんな目標が芽生えました。

それから11年後の高校3年生の夏に
自分がハルカを演じるなんて思いもせず。

だから余計なお世話!

私の初めてのセリフ。このセリフとあともう1つ。
柴田茉莉の初舞台は
2言。
ここから始まりました。
翌年も2言。
同期はソロで歌を歌っていました。
可愛くて歌も上手で華のある同期。
きっと両親は、今後あたしが真ん中に立つことは無いと思っていたと思います。

しかし、4年生と5年生。
急にセリフが増え始めました
5年生の時に演じたポポポという猫ちゃん。
演出の先生の飼い猫がポポちゃんという名前であることを聞いて、
少し優越感を感じていたのはここだけのお話です。

ただただ楽しくて、
普段のお稽古では会えない、お兄さんお姉さんに
会えるのが嬉しかった夏の舞台。

しかし
翌年の6年生。
ただ楽しいと言えない立場になりました。

初めてのヒロイン。
大量のセリフ。
ソロの歌。
初めてプレッシャーに押しつぶされる小学校6年生を迎えました。

今日はここまで。
次回は
そんな怒涛の6年生の頃についてつらつらします。

読んでくれてありがとうございました(*´˘`*)♥

次回の更新は
7月8日!!

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