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大島移住7日目

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設計士のHさんと工務店社長さんがご来島。先に来島されていた糀屋さんと一緒に工事終了後の最終確認。概ね完了しているが、細かな不足点を皆さんと確認した。
美装も週明けにしていただけるそうで、その後、いよいよ荷解きだ。
大量の荷物も、整理整頓して各所へ収納すれば、結構すっきりした家になると想定しているが、いかに。キッチンやアトリエをDIYでカラーチェンジしたり、使い勝手をよくしたり、「パーソナルヘブン」を作っていくことが、とても楽しみだ。

パーソナルヘブンとは自身の造語で、「自分にとって極楽な空間」を指し、かつての京都の住まいは古びたアパートながらも、結構工夫してパーソナルヘブンを構築していた。
やっぱり、住まいって「癒し」であり、「リセット」できる場所だと思う。
まずは部屋のテーマカラーを2〜3色に決める。前のアパートは「ブラウン、グリーン、オレンジ」だった。その中で配分を大体決めて、ブラウン3:グリーン2:オレンジ:1」くらいで調和を図る。私は青白い蛍光灯や部屋中を照らしつける照明が苦手だ。仄暗い方が落ち着くので、間接照明も2Kのアパートに7個つけていた。夜はシーリングライトもほとんど使わない。苗木から育てた愛着のある観葉植物やアート作品で部屋を彩る。部屋の仲間たちだ。
パーソナルヘブンがうまく仕上がると、自分なりのリセットルーティンも自然と生まれる。例えば、よく晴れた土曜日の朝。窓を開け、掃除機をかける。洗濯機を回し、その間に近所の行きつけのパン屋さんまで散歩、定番のサンドイッチと塩あんバターパンを買って帰り、洗濯物を干す。
コーヒーを淹れ、お気に入りの音楽を流し、レースカーテン越しに揺れる洗濯物を眺める。周りには、自分の手で育ててきた植物たち。動物のぬいぐるみや、石たち。
コーヒーを一口、「ああ、幸せ」となる。これで平日の疲れは大体リセットされる。

自分なりの幸せってこんな感じ。

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ランチはMUSUBI CAFEさんを再訪し、漁師サンドと甘夏シェイクを注文。
外のテラスで待っていると、50mくらい向こうから一匹の白猫が、すさまじい速さでこちらに突進してきた。一瞬、草原を駆け抜ける白馬かと思った。しかし眼光は鋭く、明らかに食べ物の気配を感じ取って、”狩り”に来ている。結局店内で食べることにしたが、ガラス越し、恨めしげにこちらを一瞥したかと思えば、しばらくするとケロッとして昼寝を始めた。島の猫たちは人懐こくて可愛い、が・・安易に餌付けしたりするのは考えものだ・・が・・しかし・・。ハラヘリ猫の寝顔を見て、チクリと胸が痛んだ。
みんな一体どうやって食べてるのかな・・と思ったら、何匹かは外猫としてお世話している方がおられるようだ。ほっ。私もいずれ外猫を飼おうかな・・いや、やっぱり猫と一緒に寝たいから(吸いた・・モフモフしたいから)、内猫がいい。島猫たち、ごめん。
って余計なお世話か(笑)。

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ではまた次回。

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