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タロットのディグニテイとは?

初心者向けの本にはおそらくあまり出てこないのがディグニティとか
数秘術との関係性です。
タロットの意味を丸暗記するよりも、実はこちらの技法を覚えたほうが応用がきいていいのかもと思っております。

ディグニティとは品位、のことで、古典占星術をやっておられる方は
私などよりもご存じかと。
例えば、太陽が獅子座ではその本領を発揮するドミサイル(居場所)なのに水瓶座ではデトリメント(障害)となり、居心地の悪さとなるという。

タロットのディグニティについては、例えば手持ちの洋書から少しピックアップいたしますと。(The Doors of Tarot:John Gilbert)

ディグニティは、2枚以上のカードの間の関係性を表し、ニュートラル、ネガティブ、ポジティブを意味する(中略)

エレメンタルディグニティ(エレメントで決まるもの)
占星術的ディグニティ(カードに対応した天体で決まるもの)
数秘術的ディグニティ(カードの数字で決まるもの)
シーケンシャルディグニティ(連続して出てきたカードの数字の関係性によって決まるもの)
ロイヤルディグニティ(コートカードをリーディングでどう扱うか)

とあります。全部知っておくべきこと、ではないですし、覚えて使えたらおもしろいなあ程度なのかもしれませんが、知っていたらクィックリーディングには役立ちそうですし、同時に、複数のカードを深く読み解くためにも使えると思います。

こちらの本では例としてソードの10とカップの6をあげています。

ソードの10は「精神的に疲れている」
ポジティブ「疲れてはいるが一時的なもの」
ニュートラル「精神的に疲れている」
ネガティブ「精神の病」

カップの6 「幸福」
ポジティブ:「とても楽しい」「言い表せないほどの幸せ」
ニュートラル:「楽しくも悲しくもないかもしれない」
ネガティブ:「悲しいかもしれない」

ここで大事なのはリーダーの価値観で、つまり、ポジティブとは何か、ネガティブとはどういう状態なのかを常に定義づけておくことで、あと、この3つのカードの意味よりも※逆位置を先に覚えたほうがいいよというアドバイスも書かれています。

※逆位置の考え方も、マリー・K・グリアさんの「Tarot for yourself」では13通りもあったりするので深みがあります。→日本語訳もあるのに絶版なのでぜひ復刊ドットコムへ依頼を!

ディグニティについてはTAZNさんのニュースレターにかなり詳しくまとめておられたので、興味のある方はご購読をおすすめいたします。

タロットと占星術の対応について、蔵書から関連本をお伝え。
生命の木
シークレットオブザタロット

☆彡オンラインでディグニティを使ったリーディング練習会など考えております♪

タロットともっと仲良くなりましょう。
8月を予定しているのでお楽しみに。







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