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ガチもんのシスターフッドとは

少し前にシスターフッド、が「百合文脈」でTLに流れていたので、ん?と思いながら書いております。

私はツイッターのアカウント名にシスターフッドを付けているのですが、ずいぶん昔からある概念なのにあまり知られてないですね。
女性同士の連帯、と訳すのがしっくりくるかなと思います。
なのでそこにロマンティックな要素があってもいいし、なくてもいいんですが。恋愛要素のみというのはちょっと違うかなと。

と書いてもわかりづらいので、最近見た映画を例にとります。

ポライト・ソサエティはトレイラーを見てからずっと気になっていたので
公開初日に見に行きました。レイトショーで。痛快で楽しかった!

リアはスタントウーマンを目指す高校生、友達のクララ、アルバと仲良し。
リアとリーナはなんでも話してきた姉妹。姉は才能に伸び悩みを感じ、絵を捨てて、イケメン医師と結婚しようとするのがリアには納得いかない上に、どうも医師にうさんくささを感じてしまう。そこでクララ、アルバとともに結婚を阻止しようとするんですが。三人に絡んでくるコヴァックス(女性版ジャイアンキャラ)がめっちゃいい味出してます。この4人の関係性がまず良い。クールで言いたいこと言いあうし、コヴァックスとリアは対決シーンも。
姉妹、女友達同士が手を組んで「ヤバい陰謀」に物理的に対抗する!
ネタバレにつながるので書けませんがw

それはまさにシスターフッドの映画でありました。
男がらみではなく、謎の嫉妬もなく、ストレートに言いたいことを言い合い、時にこぶしを交える。でも最後は共通の敵と戦うべく連帯する。

舞台は、イギリス在住のパキスタン人コミュニティのお話です。
監督はニダ・マンズール。

前作は「絶叫パンクス!レディー・パーツ」こちらはテレビシリーズで6話構成。ロンドンのムスリムコミュニティのお話です。ちょっと保守的なムスリム、大学院生で婚活中のアミーナが、パンクバンド「レディ・パーツ」と出会い、参加し、変わっていく。こちらも「ガラ悪い」英語が飛び交う最高にクールなドラマでした。

女性がなりたい自分になるためのプロセスを努力をしながら、そして仲間の手を借りて、実現していく。自らの燃える「情熱」(火)を、「表現」(風)と「気持ちのつながり」(水)で、「形にしていく」(土)。そんな風にも言えるかもしれません。

画像はこちらから。
https://www.dawn.com/news/1540664





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