RenéのALYAバッグ
昔から私が大好きだったのは、”パッキング”。
幼稚園の頃から、架空のおでかけを想像してはおもちゃやお菓子といった当時の私にとって大好きなものをカバンに一纏めにして遊んでいた。何か失くし物をして、母に「〇〇がどこにあるか知らない?」と聞くと決まって「またどうせ荷物したんじゃないの?」と呆れて言われるほど…(でもこのパッキングは母も小さい頃によくしていたそうで、遺伝とは恐ろしや)
この母親譲りのパッキング癖と父親譲りの心配性が相まってか、私は昔からとても荷物が多いタイプ。「もしかしたらコレが必要になるかも、アレも一応あったほうが良いかな…」と詰め込んでしまい大きめのカバンはいつもパンパンに膨らんでいた。
そんな私ですが、今やとても小さなカバンばかり使っている。財布は持たず、スマホぐらいしか入らないミニショルダーで出かけることもしばしば。
もちろんアメリカがスマホ決済&車社会ということも関係しているけれど、荷物を意識的に減らし始めたのは20代半ばを過ぎた頃。今までの可愛いだけのスタイルに飽きてきて、凛とした(大好きなドラマ・やまとなでしこの松嶋菜々子様のような)麗しい女性に憧れ始めた時期。どうしたら変われるのか検索魔になって雑誌やドラマ、SNSで理想のスタイルを見つけては保存して研究していた所、共通点と言って良いであろうことを発見!
それは…荷物のコンパクトさにあったのだ!!
洋服だけではなく荷物の大きさに注目した私は、早速コンパクトなバッグ探しを敢行。Diorやヴィトンのバッグはブランドが全面に出過ぎていてなんかなぁと思っていた(それに高すぎて手が届かない)所、日本橋三越本店で出会ってしまった。
René(ルネ)というブランドのバッグ・ALYA(当時のお値段で55,000円)。
シンプルなレザーを使ったコロンとした形、エレガントの象徴とも言えるカメリアがポイントになったこのバッグこそ私の探し求めていたものだと確信。
ベーシックなネイビーや黒、ベージュも良いなと思ったけれど、当時のサマーコレクションのペールグリーンを購入。TOCCAのお気に入りドレスとも合う色味でお気に入りなのだ。この小さなALYAに入る荷物量にすべく、アイテムを厳選。こうして形だけでも憧れの女性に一歩近づけるようにトレーニングを始めた。
あれから何年か経ち、私も30代になり荷物量は驚くほどコンパクトに。あの頃のトレーニングのお陰なのか、はたまた年の数が増えると荷物が減るのか…
ちなみにあの頃買ったALYAは今でも現役!とにかく上品でどんな装いにも合う邪魔しないデザインで愛用中。今度は同じALYAのミッドナイトネイビーを密かに狙っています。円安のうちに、日本橋三越本店へ急がなければ!
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