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通信制大学に申し込みした_準備6

15年間におよぶ”通信制大学オタク”の、私の背中を押したのは、コロナだった。と言っても、”コロナ禍で自分の人生を見つめ直した”とか、”お家時間を有効に使う為に”、とかいう理由ではない。

約1年前の緊急事態宣言から、私は在宅勤務をするようになった。
会社からの指示なのだが、突然、”さっ、在宅勤務ですよ”と言われても、私は机を持っていなかった。やむなくちゃぶ台にノートパソコンを置き、その前に猫背で座り込む、という最悪な姿勢で仕事していた。
腰が痛い。ある時は正座、ある時は体育座り、お姉さん座り、ヤンキー座りとと試したが、どうにも腰と背中が痛い。仕方がないから机を購入した。ノートパソコンだけでは仕事しづらいので、21インチのモニターも買った。すぐに終わると思っていた在籍勤務もなんだかんだと一年間続いてしまい、その間に私の部屋は、WiFiの強化、14段変則ギアの座椅子、足元ホカホカマット、ストレッチポール、コロコロ、T-calのポットなどが加わり、快適に進化していった。ZOOMを使ってのオンライン会議というものにも、慣れた。

そして2021年も在宅勤務で始まったのが、私は自分の仕事スペースを眺めて、ふと、”あれ、これなら大学の勉学が出来るんじゃない?”。”じや、申し込もう”と。それは、ごく自然な決断だった。
自分の中にストンと落ちて収まるところに収まった、決心だった。

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