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新年年始(しんねんねんし)

あけましておめでとうございます。
2022年もwithコロナ。

「コロナ神経症」(造語です)の夫はT新聞からA新聞に変えました。
理由はT新聞を読んでいると暗い記事ばかりで朝からゆううつになるから、だそうです。いっそ真逆のY新聞に変えたらどうでしょう…それはそれでストレスが溜まりそうです。

元旦7時半、「まだ新聞が届かない!」
と大騒ぎの夫。普段なら4時半には届く新聞。いくらお正月でもちょっと遅いか。1月からの変更にしたので入れ忘れたのかも。
お節の支度が整うまで新聞読んでいてもらおうと思ったのに「まだか、まだか」とうるさくて準備がすすみません。
配達所に電話すると、おじさんが慌てて届けに来ました。
「ここらへんの配達は年寄りがやってるから、忘れちゃったみたいですみません」
と平謝り。
あれ?契約の時に「試しに一ヶ月」と言ったら「ここらへんの配達は学生がやってるので成績増やしてあげたいんで、3ヶ月でお願いしますよ〜」っておっしゃってましたよね…おじさん、嘘やごまかしはせめて一ヶ月覚えてて!

そんなことはどうでもいいんです。
おじさんに対応してる間に煮物が焦げ、お餅が焦げ「あ“ーーーー」(その間、背後からお腹すいたよ〜の声)
磯野家か!

煮物のコゲはほんの少し、お餅のコゲは削ってなんとか。
がめ煮には五泉の里芋、黒豆は丹波篠山の飛び切り、マグロは大間、鯛は千葉の天然物…どこにも行けない、何もできない1年の鬱憤を晴らすかのようにお節につぎ込んでしまいました。
30代の頃、お正月用に作った荒い土の長皿に盛り付けて、おぉいつものお正月。
白い器を見ながら「あの頃は気持ちに余裕があったなぁ」と懐かしく思い出し、昔のわたしに感謝。
夫が事故にあって入院していたので2020年は一人で迎えたお正月。2021年も夫がまだあまり動けなくて冴えないお正月だったような。
今年こそは波乱のない年でありますように。
いやでもすでにちょっと予兆?

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