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素直に走り続ける~100人インタビュー9人目 ももさや

100人インタビューが私に与えてくれるもの大きい。

自分のことを語る自分というのは偽りがない。本人の口から、その人の歴史と現在に繋がる過去の意味を聞くことができる。

100人いたら100人のストーリーがある。

その人の人生にたっぷり詰まった旨みを
インタビューを通してほんのちょっとだけ味あわせてもらおう♪

#009
素直に走り続ける~爆走ダンサー ももさや

9人目のインタビュー相手はももさや

明確な理由はないけど「わたしは普通の会社員で終わる人間じゃない」って思ってたんだよね。漠然と。私の人生こんなもんじゃねー!って(笑)
だから自分で仕事をしたいって思ってる。

そう語る彼女は歌をうたったり、ダンスを踊ったり、多彩な顔をもつ。

社会人になってから歌手になりたくてオーディション受けたりしてたんだよね。本当は小さいころから歌手やダンサーになりたかったし、大学じゃなくて歌やダンスの専門学校に行きたかったけど、親には言えなかった。
でも自分のお金でやるんだったらいいかなって。

というのも彼女の父親はギャンブルでいろいろな方面に借金をつくっていた。お金を使うのは悪いこと、夢をもつのは一部の人にだけ許されること、と自分に言い聞かせた。
それでも我慢しきれなかった夢はある日、ひょんな形で叶うことになる。

六本木でワンマンライブ

ボイトレの先生に紹介してもらったバーでバイトしてたんだけど。マスターが気に入ってくれて「ミュージシャン集めるから歌いなよ」って、ワンマンライブをすることになったんだよね。
ずっと歌をやってることも秘密にしてたんだけど、お母さんを呼んで。「スゴイね」って言ってもらえた。嬉しそうだったな。

「六本木でワンマンライブ」という華々しいプロへの道を進み始めたころ、彼女は曲作りのため一人暮らしを始めた。しかしそこで起こったゴキブリ事件をきっかけに結婚を考えるようになる。

それからもダンスの発表会があったり、毎日が充実してた。このまま楽しく一人で生きていこうって思ってたんだけど、ゴキブリが退治できなかったことをきっかけに「一人で生きていけないんだー」って思って(笑)末っ子だから「順当にいけば孤独死だー」って(笑)

そんなウソみたいな理由で彼女は婚活を始めた。するとあっという間にイケメンで優しい現在の旦那さまと出会い、同棲、結婚に至る。

シネシネラップ誕生秘話

もともとお金を使うことに抵抗があるももさやはカフェで休憩することも、自販機で飲み物を買うことも自制していた。家に帰ればカフェオレは自分でつくれるし、スーパーで買えばペットボトルは半額で手に入るからだ。
そして叶えたい”結婚式”への憧れがまた、その節約生活に拍車をかけた。

頑張りに頑張りを重ねて超イライラしてたから、心がすさんでて、まったく楽しくなかった。作り置きできなったことや、たった20円のもやしを腐らせたことで自分をすっごい責めてた。今思い返すとマジで可哀想。

結婚式は大成功したものの、我慢生活によるイライラの矛先は夫に向かった。はじめての育児で不安も多い、ワンオペながら完璧主義が手放せない、育児も家事も貯金もしっかりやらなきゃという責任感も強い。

ケンカが絶えなかった。そしたらあるとき、洗濯物を干してたらリズムが降ってきたんだよね(笑)
♪オマエが死ねばうまくいくぅ!お前が死ねばローンはチャラ!Sayシーネ!シーネ!早くシネ♪みたいな(笑)

東京ドームを満員にして、シネシネラップを披露する妄想が彼女の脳内にありありと広がった。しかし彼女はまだ、このエピソードが面白いと気付かないほどいっぱいいっぱいだった。

もう離婚かなって思ってたときに、知り合いが書いてたパートナーシップについてのブログを読んで。書いてあるNG行動が全部自分に当てはまったの。

すべては頼りにならない夫が悪いと思ってたのに、自分が原因かもしれない......衝撃の事実をはじめは受け入れられなかった。それでも最後の悪あがきでパートナーシップ改善を試みた。

アドバイスを素直に行動にうつしていったら、いつの間にか笑顔で会話できるようになってた。冷戦状態、家庭内別居状態だったのに。
これをコンテンツにして伝えたいと今は思ってる。

「プロフェッショナル~仕事の流儀」のオマージュとして、この100人インタビューでも毎回同じ質問をして締める。

あなたにとってあなたとは?

常に走り続ける、進化し続ける女!!!
もう止まれないんだよね。もともと行動力あるし、面白そうなことは全部やってみる。

インタビューを通して、彼女が素直さとピュアさが伝わった。勢いのなかにある繊細さも。そのすべてを武器に走れ!ももさや!

ももさやのブログはこちら
https://ameblo.jp/momorabichan


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