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【この感情をなんと言う】

お昼時の山手線(乗車率90%程度)。
席に座る6歳ぐらいのガールの前に立つ我。

何やらガールは我を見ながらモジモジ…
クネクネ…

ふいにドア付近にいるマミーに「次、降りる?」と確認ガール。
「そうよ」と優しく短く返答マミー。

ガール、再度我をチラ見。

そして・・・


ガールは席から自然に立ち上がり

「あの…ここどうぞ…(照×ハニカミ)」

と静かに呟くように、確かにそう言った。

※この時ガールの姿勢…
 内股で腰を右に。
 右肘は曲げて脇腹につく感じで、掌が上のを向き頭は右に傾けている状態(席を指し示すような姿勢)。

初めての経験に我は……

0.001秒ほどか、

脳内真っ白。


そして色んな思考と感情と自問自答が一気に押し寄せる

「んっ!?もしや席を譲られたのかっ!?てか席を初めて譲られるってこういう気持ちなのかっ!?」

「あ、でもお隣のマダムに席を譲ったのかも!?(えぇ子やな。いや、でもガールめっちゃ我を見てたな…)」

「ってか、座らないとガールに悪いかな(そしてマダム座らないな…)、"席ゆずってやったんにアイツ全然座らん。なんなん。もう二度と席なんか譲るかっ!"とか思っちゃったら嫌だなぁ…」

「ってか我席譲る対象と思われるほど体調悪そうだったかっ!?(ちなみに絶好調なフィーリングだけども)」

「もしくは、譲れプレッシャー的なものが出ていたのか…!?(すごい嫌だ。そして出ていたら反省。マジごめんガール)」

この間5秒ぐらいだろうか。
とても長く、ぽっかりと空いているようにみえた席…。

一連の思考や感情が表に出ないように取り繕いながら(もちろんその取り繕いも表には出さない)我はゆっくりと空いた空間を埋める。

そして、今起こった現象と感情とを主に思い返してみる。

「何も考えられなかったあの空白の時間。
全てを目の前のガールに持っていかれていた。」

「もしや…

これが…

恋!?(あほw)」

というとこまで思考が突っ走ったところで、ガールは電車を降りていった。

そう。特に我を気に止めることもなく、マミーと仲良く…

【完】

あの空白の時間にブワッと沸き起こった感情は一体…

私がガールに恋をしたか

ただただガールの行動に困惑してしまっただけなのか

ガールが私に恋をしたか(おい)

ガールの興味本意か(席を譲るをしてみたかった)、
心配からか(ありがとうでもごめん絶好調でごめんなさい)、
プレッシャーからか(だとしたらマジごめんよ)…

一瞬の空白の原因やガールの行動の真意は分からないがしかし、我が電車に乗ってからガールが電車を降りるまでの一駅の間。素敵な時間をありがとう。

文章に起こしてみて分かったことは…
確実に私が怪しいということだw

ーωー ーωー ーωー ーωー ーωー

【あとがき?補足?呟き?】

ずっとnote書きたいな~と思いつつ、思っていただけで前回の投稿から1年と9カ月が経っていた事実w
またマイペースにポチポチ初めていきたいと思っている。そう、いつも思っている。そう、いつも。思ってはいるんだ・・・・

投下のきっかけをくれたガール、ありがとう&タイミングでナイスなお題があったnoteさんに勝手に運命を感じている(締め切り2日前のギリ)w

※このお話は8月に実際に私が体験したこと。Twitterにパラパラ投下していたものをnoteにまとめたものです。

最後までお読み頂きありがとうございました!

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※素敵な山手線のお写真は「さっとん|JK撮影フォトグラファーさん」より。ありがとうございます!

#一駅ぶんのおどろき

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