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虎に翼

朝ドラの「虎に翼」を録りためて毎週日曜の夜に1週間分を見ています。

昨夜は原爆裁判(原告は被曝者、被告は国)の判決までの放送でした。
判決主文を後に回し、判決理由を読み上げた裁判長。

原爆の被害は国が十分な救済策をとるべきだと強調し、この職責は裁判所ではなく、立法府である国会と行政府である内閣にあると言いました。

判決理由を読み上げる裁判長の朗々とした力強い言葉に感銘を受けました。

これは本当の原爆裁判で読み上げたものとほぼ同じなんだそうです。長い判決理由の一部をドラマでは読み上げたのだそうです。
視聴者にわかりやすい言葉に少し変えたところがあるだけだと、このドラマに携わった方の記事に書いてありました。


そうして最後に読み上げた主文は


「原告らの請求を棄却する。訴訟費用は原告らの負担とする。」

主文が読み上げられた時、嗚咽してしまいました。
まるで自分が敗訴したみたいに。

虎に翼を見終わっても泣けて仕方なく、家族がいるのに泣きながら歯を磨いたりしました。
こんなに悲しい虎に翼の週はなかった。

原爆裁判があったこと自体を知らなかった。

被曝者が助けを求めてたのに、敗訴して悔しい思いをして泣いた時があったことを知りました。

おばあちゃんは原爆手帖を持っていました。
おばあちゃんにいろいろ話を聞く機会はあまりありませんでした。
おばあちゃんもたくさん苦しんだんだって知って、今更ながら悔しくて、悲しくてやりきれない気持ちになりました。

何も罪のない多くの人が苦しめられる戦争、本当になくなればいいのに。
なんで何回も同じことを繰り返すんだろう
愚かだな人間は。

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