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テキスト化がうまくいかない人たち
ほとんどの社員がテレワークをするようになってあっという間の2年。
コミュニケーションのほとんどがオンラインになって、一番多く使われるのがテキストコミュニケーション。私が仕事で利用するのはslackがメインです。
テレワークがメインになる前からslackは使っていましたが、足りない部分をオフラインで補完することが容易だった環境から一転。slackで完結させる必要がでてきました。
そうなると、上手くコミュニケーションをとるタイプと、上手くいかないタイプにはっきりわかれたな、と実感しています。
私自身は、割とテキストコミュニケーションが好きです。
言いたいことが整理されていく感じが好き。思いや伝えたいことをテキスト化するって大変けど、自分の脳内はクリアになっていく感じ。
noteもそのためにやりはじめたようなところがあります。
そんな私が、仕事中slackでのやりとりにもやもやを感じてストレスをためることが少なくないので、テキスト化するのが苦手な人について考えてみました。
語彙力がない、文章が下手
もう、そもそもって話ですよね。
これらはオンラインのコミュニケーションがメインになる前から、ある程度起こっていたことで、メールや会議の議事録などで、口頭でのコミュニケーションをテキスト化することができない人、下手な人、というのは一定数いました。
そのあたりは経験やスキルもあるので、このケースの場合、成長を期待しつつ、温かい目で見守っていこうという気にはなります。
抽象的なワードを多用する
「確認」「大変」「思いました」
このあたりを多用されると「何が?」「で?」って思っちゃうんですよね。
「確認してください」とか一見普通のようにみえますが、なんでもかんでも「確認してください」は何を求められているのかわからないことが多くて、とても非効率に感じています。
ただこれも、突き詰めると語彙力のなさのせいで発生していますね。
自分事にできない
語彙力のなさと、自分事ができないが合体しているパターンはとてもたちがわるいです。
自分事にできていないので、ちょっとしたアドバイスすら指示と受け取る。
部分的なアドバイスを指示として取り入れちゃっうので、最終的なアウトプットが支離滅裂。
目的意識が弱いので、何か聞いても「●●と思ったのですが…」みたいな返事が返ってきたりします。
思い込みが激しい
最初から相手の回答を決めているパターンの人ですね。
相手が反対意見を持っているという前提がないので、「それ違うんじゃない?」と言われた途端に攻撃に転じる。
これ、テキスト関係なくコミュニケーションをとるうえで致命的なのですが、テキストコミュニケーションだとさらにめんどくさいことになります。
変な忖度が多い
オフラインのコミュニケーションでは、言葉をあいまいにしても相手から返事が得れたりしますよね。
ニュアンスで伝わる、顔色をうかがいながら自分の発言を考える、これらの能力が高かった人ほどテキストコミュニケーション苦手ですよね。
言い切って、書ききらないと、返事が得れない。相手の顔が見えないので、ぼやかした言葉をチョイスする。受け取った側からすると何が言いたいのかわからない。
丁寧な言葉を使いすぎるのも、slackなどのツールでは伝えたいことがちゃんと伝わらないですね。
最近感じるのは、テキストコミュニケーションになってから極端に仕事がうまくいかなくなった人が一定数いるということ。それは、もともと忖度が多く、相手の顔色をうかがうコミュニケーションがめちゃくちゃ多かった人です。
相手の顔色を見ながら話の展開を考え、相手に合わせた反応をし言葉をチョイスする。ある意味これも能力だと思うのですが、その能力が高すぎた人は、言い切り型のテキストコミュニケーションでは全く機能せず、何か聞いても「○○だと思うのですが…」みたいな返答が返ってきます。
そしてこのタイプはもれなく非同期コミュニケーションが苦手。
「打ち合わせをしていて反応が遅れました。」
「反応が遅くなりすみません。」
みたいな前置きがある返信をしてくる。うん、別にいいんだよ、そういうものだから。
そもそも、何を聞いても「すみません。」から始められると「別に怒ってないけどなぁ」「謝るようなこと言ってないんだけどなぁ」とモヤモヤがとまらない。
まぁ、全般愚痴ですね。ただの愚痴です。
よく「最近の若者は…」などという言葉もありますが、テレワーク、オンラインコミュニケーションに関しては「最近の若者の方が」ストレスなくうまくコミュニケーションがとれます。
学生時代からLINEやDMなどのテキストコミュニケーションを日常的にとってきた若手メンバーは、変な忖度もなく、聞いたことをまっすぐ返してくれるし、聞きたいことをストレートに聞いてくれる。
もちろん個人差はあると思うのですが。
語彙力がない、文章が下手
抽象的なワードを多用する
これに関しては、仕方ないというか、得意不得意もあるし、学ぶことと意識で改善できる部分ではありますね。
思い込みが激しい
自分事にできない
この2点に関しては、テキストコミュニケーションに限ったことではなく、仕事をする上でも、プライベートでも不便だろうな、と思う部分です。
変な忖度が多い
これに関しては、もうほんとにやめたほうがいい。
このポイントは「変な」なんです。
忖度をした方がいいというのも違うけど、忖度が必要な世界があることも知ってます。大人なので。
なので、「忖度」自体が絶対悪という話とも違います。
「変な忖度が多い」は、本当にやめたほうがいい。
おそらくこれはポジション的に私が取締役であるということも相まって「忖度」と感じているだけで、もうちょっと違う言葉でも表現できる気がしていています。
それは「嫌われたくないを軸において行動すること」なんだと思います。
気持ちはわからなくはないけれど、「嫌われるのが怖い」と言っている人に限って「嫌われる行動をとっている」はあるあるで、最低ラインはあるけれど、どんな行動をとっても嫌う人は嫌うし、気にしない人は気にしない。
自分事にして自分で決めて行動する。難しいことと思う人が多いみたいだけど、もっとシンプルにナチュラルにいたほうが、意外といろんなことがうまくいくのにな、と思うmarでした。
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