作るのが好きすぎるんだな(雁之助風)
受注で企画し、書くという仕事をずっとやってきたんで、他人の思いを聞いて、形にするというそれは「いたこ」みたいなものですから、以前はそこに「自分」というものはないと思ってたのです。もちろんまったくないわけではないです。レンズみたいなものかな。そのときどきで焦点距離変えたり、フィルター入れたり、ズームしたり引いたりってやって、しかしあくまでも被写体は他人であった。
最近は、受注の仕事が減ったので、自分から立ち上げる仕事が出てきたりすると、自分のことを書かなくてはいけないことも増えました。自分発信というやつです。セルフィー。突然レンズを自分に向けたら、気恥ずかしさというかそういうものがありました。やはり今の人たちにはそういうの、ないのかなあ。自分で自分のこととか書くの片腹痛いわい‥。そんな含羞のような、ためらいのようなものとともに、真っ白な紙の前でキョロキョロしてしまう。
だがしかし、実際やってみるとこれがノリノリで。自分の新しいショッピングサイトのこと考えたり、既存のサイトを作り直したり、講座のコンテンツせこせこと作っていて、うんもう!楽しーーーい。そうか、他人でも自分でも、被写体はなんでもいいんですよね。ただ書いたりとか、デザインしたりとか、えんえんとそうやって作ったり、考えをまとめたりしてれば、それだけでうれしいんだ。
ただただ作ることが好きなので、もちろん誰かみてくれる人がいればうれしいけど、それはわりとどちらでもよく。講座やることより、講座のコンテンツを作ってまとまった喜びが楽しい。調べて、考えて、自分なりの結論をまとめる。そんなえんえんと卒論を書いてるような日々が幸せなんでしょうねえ。それを生涯の仕事にしてきたのは間違いじゃなかったと、ちょっとだけうっすらじんわりときた午後でありました。
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