2012.10.12 大きな違い。

以前、あるTV番組で、某サッカーライターが「日本人の指導者はチームとしてのきれいなサッカーを目指したいがために、『個』を育てるというより、『1人のチームプレーヤー』を作りたがっている」と言っていた。


子どもの頃、もしくは年齢に関係なく、ボールコントロールもおぼつかない段階から、ボールを持つことよりも「パス」や「判断」を要求されて育った選手は、「ボールを持てる」という感覚を味わうことはできない。
(相手のレベルが低ければ、ボールを持てていると勘違いしてしまうこともあるが)


自分の持ち方を身につけることでしか、本当の意味で、自分自身の判断力を磨くことはできない。


今の日本には、「チームのため」という合言葉(?笑)を掲げ、【目先の勝利を目指し】パスサッカーを表現するためだけに練習し、パスが繋がる=選手の成長だと勘違いしている指導者、そんな指導のもと、試合に勝つ=自分の進化だと錯覚している選手が多過ぎる。


残念ながら、中には、一生過ちに気づけないままの指導者もいる。
(毎年選手が変わるから?)


でも大多数の選手は、大人になってから気づく。
あの時、もっとテクニックの練習をしておけば良かった…と。


やはり、大切なのはボールコントロール。
ボールには、触っても触っても、触り過ぎるということは無い。

あの時…
「やっておけば良かった」
 と
「やっておいて良かった」
大きな違いだ。

未来の自分をどう想像(創造)するかで、追求するものが違ってくるし、見える景色も変わってくる。




勝つのは一瞬。
次の日になったらそんなの関係ない。
でも上手くなったり、凄くなったりするのは一生だ。
(井田勝通)




熱病フットボーラー OMA

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