フィリピーナと結婚するとどうなるか
私の妻はフィリピーナです。
フィリピーナ(filipina)というのは、英語でフィリピン出身の女性のことを指します。
フィリピーナといっても同じ人間ですので、千差万別であり、結婚するとどうなるかということについて、完全にジェネラライズ(←意識高い系が使いそうなワード)することは不可能です。
しかし、日本人とは異なる民族であり、生まれ育った国も文化も全然違うわけですので、やはり、同じ日本人女性と結婚したケースから見ると、いくつかの異なる特有のパターンが見られるようです。
下にいくつか挙げてみましょう。
① 家族をとても大切にする
これはフィリピーナに限らず結婚した場合ほぼ全ての人がそうだと思いますが、フィリピーナの場合、特にその傾向が強いです。
これには生まれ育った文化的・社会的背景があります。
フィリピンでは、家族や親戚間のつながりがとても強く、身内で誰かが困っていると必ず家族や親戚のだれかが助けてくれます。
(金銭的な援助が多い!)
また、フィリピンでは一般的に貧しい人が多く、親から独立して住むことができない人が多いため、小さい頃から両親だけでなく多くの兄弟姉妹、おじいちゃん、おばあちゃん、時には親戚の人たち、と同じ屋根の下で生活する人が多い、という社会的背景の影響も大きいです。
遺伝子的な民族性や気候条件などもあると思いますが、基本的に人と争うことを好まず、お互い助け合い、依存し合う傾向が強いです。
② なぜかお金をすぐに使ってしまう
フィリピンは貧しい人が多いのに何故?と思われるかもしれませんね。
でも、何故かちょっとお金ができると、必ずしも必要でないものにすぐにお金を使ってしまう人が多いです。
(私の妻もその一人です。)
この理由について、以前妻に聞いたことがあります。
返ってきた答えですが、
元々あまり物事を深く熟考せず、とにかく今を楽しむことを優先する傾向があること、(もちろん全員がそうではないですよ)
幼少期からお金がない貧しい生活を強いられてきた人が多く、お金を持ってしまうと、それを使ってしまうことで、小さい頃から慣れ親しんできた「お金が無い状態」を潜在的に維持しようとする傾向がある、
のだとか。
③ 子供がバイリンガルになる
フィリピンではタガログ語だけでなく、英語もよく使われます。
学校の授業は小学校から大学まで全て英語で行われます。
ですので、フィリピンの人々は普通に英語を喋りますし、理解することもできます。
で、日本人男性と結婚した場合、日本人の方は大体タガログ語が話せないので、コミュニケーションに使う言語が英語になる場合が多いです。
そのため、生まれてきた子供は、幼少期からお母さんと一緒に過ごすことで自然と「お母さん語」である英語を身に付けるようになります。
④ やたらとパーティを開きたがる
これも民族的・文化的背景の影響によるものだと思われますが、フィリピンではみんなで集まってワイワイするのが好きな人が多いです。
⑤ 神様を心から信じている
日本では、宗教と言うと何となく胡散臭いイメージがあったりしますが、フィリピンの人々にとって神と言う存在や神に対する信仰心はとても大切なものです。
フィリピンでは国民のほとんどがキリスト教のカトリックかプロテスタントを信仰しており、毎週日曜日の朝は家族で教会に行くのが当たり前になっています。
この慣習は、どんなに物理学によって宇宙が解明されようと変わらないでしょう。
宗教は、人間の心を扱うものですからね。
⑥ お金に関する喧嘩が多くなる
これは結構日本人男性とフィリピーナのカップルではあるあるではないでしょうか。
残念ながらこれが原因で離婚してしまうカップルも多くいます。
これには、フィリピンという国の社会的・文化的背景があります。
上で述べましたように、フィリピンでは一般的に貧しい人が多く、家族間で助け合って生きています。
フィリピン国内では、仕事を得ても家族を養うぐらいの給料をもらえるケースが少なく、そのため、海外に出稼ぎに行く人たちが多くいます。
ですので、海外で働いているフィリピン人のほとんどは母国で暮らす両親や兄弟姉妹などに仕送りをしています。
また、フィリピンでは日本のように年金制度というものがほぼ無いに等しく、老いて働けなくなった両親は子供が働いて面倒を見るのが当たり前です。
このように、お金に対する感覚が日本人と大きく異なることから、意見がすれ違い衝突するケースが必然と多くなってしまうのです。
⑦ 物欲の強い人が多い
フィリピーナに限った話ではありませんが、妻を含め私が知っているフィリピーナは、物欲の強い人が多い印象があります。
(決して悪いことではありません!)
これには、やはり、フィリピンの社会的・民族的な背景があると思います。
上にも述べましたように、フィリピンの一般的な家庭は貧乏です。
ですので、子供たちは幼少期から物質的不足感をもって育つことが多く、大人になると、その不足感を物質で満たそうとするのだそうです(真偽のほどは定かではありませんが・・・)
また、社会的背景として、フィリピンは物質的に貧しい国ですので、精神的な豊かさよりも物質的な豊かさを求める傾向が強いです。
戦後から高度成長期にかけての日本もおそらくそんな感じだったのではと推測されます。
この物欲に関しては、良い悪いということはなく、本来、人間は無い物ねだりをする生き物である、という点において全人類平等です。
逆に、先進国では物質的に満たされている人が多い反面、精神的に満たされていない人が多いのではないでしょうか。
(特に、日本人はその傾向が強い気がします・・・)
以上、フィリピーナと結婚した場合に考えられる、いくつかの特有なケースを挙げてみました。
では、何故私がフィリピーナと結婚することになったのか?ということについては、長くなるので、他の記事で書こうと思います。
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