前髪論―「かわいらしさ」との関係性について
そろそろお鍋の季節かなと、最近行きつけの八百屋で感じたまりあさんです。
今日はタイトル通り、日本での前髪の位置づけについて、ちょっと考えてみたいと思います。
■個展で感じた「違和感」
先日、ロシア出身のイラストレーターさんが個展を開いたらしく、彼のファンである私の彼氏が見たいというので、一緒に行ってきました。
▽イリヤクブシノブさん。マンガ的と写実的が絶妙に両立されている。爽やかな絵が多くて良き。
▽個展の詳細はこちらから
http://media.kawa-colle.jp/_ct/17204338
(場所は渋谷、青学の向かいにあるギャラリーです。11月までやってるのでオススメです😎)
彼の絵はすごく繊細で凛としていて良かったのですが、女の子の髪型について気になったことがありました。飾ってある絵の90%の女の子が「ぱっつん前髪」だったのです。
▽ぱっつん女子かわいいけどね
私はワンレンボブが好きで、久しくぱっつん前髪にしてないので、なんでこの人は前髪あり女子にこんなにも固執して作品を描いているのか、考察してみます。
■ぱっつん前髪の女性は確かに多い
確かに周りを見渡してみると、「ぱっつん前髪」女性はよく見かけますし、特に30歳より下の若い世代だと、ぱっつんでなくても、何らかの形で前髪を作っている人が多いように感じます。
前髪は伸びるスピードも早く、綺麗な形を維持するのにカットやヘアアイロンなど、手間がかかるのにすごいです。
▽アイドルは大体前髪と触角をもっているイメージ
▽アニメの世界も前髪率高い
■アイドルで比較
この前髪所有率について、別の国のアイドルと比較すると、いかに日本でぱっつん前髪が愛されているかがわかります。
▽韓国アイドルTWICE (半分ぐらい?)
▽ベトナムのアイドル (多数派ではない)
※欧米の例を出したかったのですが、そもそもアイドルという存在がいないので、フラーハウスの画像をあげます。ステファニーしか前髪ないです。
■ドラマで比較
今秋のドラマの女性を見てみると、フェミニンな人や主婦、若いかわいい人は前髪率がたかく、弁護士とか固い職業の人は前髪はない傾向にあります。
強い立場の人たちに前髪がいらない、単にめんどくさいからか、前髪という武器が必要ないからか、おしゃれに疎いからかわかりませんが、明らかにありますよね。
最近見た東京ガールもそうです。
水川あさみが新卒時代から40歳まで、すべて1人で演じきるため、服装の他、年代相応と見られる髪型を意図的に作りだしています。
新卒時代は勿論ぱっつん、外資系でバリバリ働くときはワンレンボブ、婚活するときはふんわり分け目のある前髪と明らかに使い分けされています。
実際、ホットペッパービューティーのコラムを読むと、前髪が与える印象という記事もあり、私の予想は間違っていないようです。
参照:https://beauty.hotpepper.jp/magazine/844549/
また橋本環奈さんがぱっつん前髪だと、目と口を結んだ場合、黄金比が完成し、キティちゃん並に可愛い存在になるというレポートもあります。
参照:https://matome.naver.jp/m/odai/2146598760855834601
前髪はあればあるほどかわいい存在というイメージを与え、一番人工的でぱっつん前髪が人外な程に可愛らしくなれるようです。
イリヤクブシノブさんはこの「人外な」可愛らしさに魅了されたのかもしれないなとかんじています。
■おまけ
※周りのぱっつん前髪女性に、なぜあなたはぱっつん前髪なのかインタビューしてみました。
意外なことに「かわいいから」みたいな理由はなく、主体的に意図的にぱっつんにしたという例は見られませんでした。
・昔からぱっつんでこれが一番しっくりくる
・眉をみせたくない
・何となくイメチェンしたかった
・流行に乗った、など。
今回はあまり深く切り込めなかったので、もう少し参考資料を交えて、ちゃんと分析しなおしたいです。テーマがでかすぎた、、
それではまた明日!ばいばい!
まりあさん
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