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射覆 〜 はじめに

このところのマイブームは『射覆(せきふ)』です。

易をご存知な方でしたらおわかりかと思いますが、箱や布等で覆われた中の物が何かを易占で当てる事で、江戸時代頃から易者達が力比べのように行っていたらしく、新井白蛾先生や真勢中州先生の代から盛んに行われていたそうです。30年以上昔、私が20代だった若い頃、研究会の最後の方では射覆が行われ、私は其々の先生方のご意見に興味深く耳を傾けながら、読みの浅い知識ながらも夢中になって参加し、ある日、中の物を卦の説明と共に言い当てた時はとても嬉しかった事を覚えています。的中云々よりも、易を理解する為の勉強にとても役立ち、特に「象」の追求に大変役立つと思います。

令和のこの時代に射覆など熱心に行っている易者さんはあまりいらっしゃらないように感じますし、誰も興味のない事とも思いますが、私なりに感じます射覆の面白さを少しずつここでひっそりとお伝えして行けましたら、と思いました。

私には残念ながら親しい易友はいませんが(ただでさえ親しい友達が少ない寂しい人間です)、加藤大岳先生が長年に亘り主宰された「易学研究会」では易者さん達が活き活きと発言し合っている様子が伺え、この時代の研究会に入り込みたい!と、常々思ってしまいます。(「易学研究」は昭和初期の頃からのものを古本屋さんをまわり少しずつかき集め、山のように持っていまして、寝る間際まで読むのが楽しみです)そこで行われていた射覆に、私も参加させて頂いている気持ちになり、私の見解を含めて今風に説明して行けたなら、と思っています。

私も今年55歳、他にも残したい、と思う易経関連の目標が見つかり、可能でしたら還暦までには仕上げたい、と思っています。(只今その為の資料等と悪戦苦闘中💦)頭を使って皆様のお役に立てるのはせいぜい還暦くらい迄、後5年かな〜、とも思っておりますので、それまでは何とかこれ以上健康を損ねないよう(子供の頃から体の出来具合がポンコツで、ポンコツ度合いは当然の如く年と共に絶賛上昇中)体力には自信がないですが、気力がある間は頑張ってシェアして行きたいと思っています。還暦後の人生は今のところ全く見えないので、先ずは目先の事を頑張ります。(私はあまり先々を確りと考えるような人間ではなく、その瞬間瞬間自分に出来る事をマイペースで続けて来ての今があります)

射覆なんてクッソ詰まらないだろうし誰も興味はないと思いますが、お一人でも易占のヒントとなりましたら幸いに存じます✨

その他、今年からは易の占例と共に、紛失占等も、この、『独り易学研究会マガジン』にひっそり加筆して行けましたなら、と思っておりますので、宜しくお願い致しますね☯️ 易に興味のない方には大変つまらない記事が続いてしまうと思いますが、ご容赦くださいませ🙏💦

今後このマガジンで参考とする主な文献は

『易学研究』紀元書房
『活断自在』紀藤元之助著 紀元書房
『真勢易秘訣』加藤大岳著 紀元書房
『古易占法秘蘊』吉田政徳、大島中堂著 神誠館
『同人』誌   柳下尚範先生発行
『易占無限』高井紅鳳著   等々結構な具合のマニアックな文献📚📚📚

(今迄通り、易経とは全く関係のないくっだらない記事をUPする事も勿論あります😆 マイペースで私らしくゆるりと更新して参ります🌹)

ヘッダーは『星マリアのイーチンオラクルカード』『天火同人』のイラストで、泉麗香さんに描いて頂きましたものです💓 

有難く頂戴致しましたサポートは、動物保護施設への募金及び易経研究の為に使わせて頂きます💓