37 風火家人（ふうかかじん）

～家内安全、家庭を正しく治める時、絆　～

－　　家族の象　～　信頼協力し合い、互いの本分役割を確り果たす事の素晴らしさ。　－

☆卦辞：家人。利女貞。（かじんは、おんなのただしきによろし）

☆彖伝：彖曰。家人、女正位乎内、男正位乎外。男女正天地之大義也。家人有嚴君焉、父母之謂也。父父、子子、兄兄弟弟、夫夫、婦婦而家道正。正家而天下定矣。（たんにいわく、かじんはおんな、くらいをうちにただしくし、おとこ、くらいをそとにただしくす。だんじょただしきはてんちのたいぎなり。かじんにはげんくんあり。ふぼのいいなり。ちちはちちたりこはこたり、あにはあにたりおとうとはおとうとたり、おっとはおっとたりつまはつまたり、しかしてかどうただし。いえをただしくしててんかさだまる。）

☆大象伝：象曰。風自火出家人君子以言有物而行有恒。（しょうにいわく、かぜひよりいずるは、かじんなり。くんしもってげん、ものあり。しかしておこない、つねあり。）

キーワード：
内側を守る、家庭、家族、良妻賢母、協力一致、世話苦労、人と融和、パートナーシップ、内部結束、余所見をしない、本業に精を出す、守り、勝負を避けて無事　など

☆序卦伝：「外に傷（やぶ）るる者は、必ず其の家に反(かえ)る、故に之を受くるに家人を以ってす。」
明夷の次に家人の卦があります。進んで外に出て行って、外で傷を受けて敗れる人は、必ず自分の家に引き返し帰って来るので家人の卦があるのです。家人の卦は家庭内での道を説く卦です。

★解説＆運勢★