7 地水師（ちすいし）

～　集団の争い、戦略、良き指導者、仲間と戦いに向かう時　～

－　戦いの象　＝　師は衆なり。優れた人格者がリーダーである事が戦う時の要となる。－

☆卦辞：師。貞。丈人吉。无咎。（しはてい。じょうじんなればきち。とがなし。）

☆彖伝：彖曰。師衆也。貞正也。能以衆正、可以王矣。剛中而應、行險而順。以此毒天下、而民從之。吉又何咎矣。（たんにいわく、しはしゅうなり。ていはただしきなり。よくしゅうをもってただしければ、もっておうたるべし。ごうちゅうにしておうじ、けんをおこのうてじゅんなり。これをもっててんかをどくすれども、たみ、これにしたがう。きちにしてまたなんのとがあらん。）

☆大象伝：象曰。地中有水師。君子以容民畜衆。（しょうにいわく、ちちゅうにみずあるはしなり。くんしもってたみをいれたみをやしなう。）

キーワード：　
戦い、戦争、戦の心、落とし穴、地下水、不景気、水不足、非常事態、一陽五陰の卦、帰魂の卦　など

☆序卦伝：「訟必有眾起，故受之以師；師者眾也。（訟えには必ず衆の起こること有り、故に之を受くるに師を以ってす。師とは衆なり。）」
訟の卦の次に師の卦があります。争いには必ず大勢の人が一緒になって訟えます。一対一の争いだった筈が、だんだん増えて大勢と大勢との争いが出て来るのです。例えば団体と団体、国と国、民族と民族など、そうなりますとそれは戦争になってしまいますよね。なので訟の次に師がおいてあるのです。師とは戦い、戦争を表します。

★解説＆運勢★