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コロナで自主自粛!(早口言葉みたい(笑))その1

私は時々アルバイト生活の主婦(54歳)。主人は自営業(55歳)。社会人一年生の息子一人(19歳)と3人暮らし。その他のメンバーは、中型犬1匹、猫3匹、亀1匹、魚・エビが多数。

主人は、朝5時ごろから起きて、動物の世話と洗濯物を担当してくれる。私は朝6時半ごろに起きて、朝食の担当。各々の朝のルーティンだ。行動の時間帯が別々なので、朝、他メンバーの起床に関わる機会は皆無だ。

ところが、昨日の朝6時・・・

「ガチャリ」と私の寝室のドアが開き、私が寝ぼけ眼で寝室ドアの方を見遣ると、白い不織布マスクを二重に付けて神妙な面持ちで佇む主人がドアの向こうに居た。

「うぉ?どした?」私が言う。
「・・・ん、なんか、今まで経験したことが無い喉の腫れと痛みを感じる」と、主人。
「なぬ?!コロナか?」私は飛び起きる。「熱は?」
「・・・体温計探すんだけど、見当たらんのよ・・・」と、主人。
「ん、わかった」と、私。
主人は取敢えず、二重マスク姿のまま朝のルーティンワークに戻り、私はいつもより少しだけ早めの起床となって、朝の準備を始める。

マスク姿の主人が、スマホ画面を見ながら「まず、何から始めたらいいのかな・・・」と言う。
「う~ん、取敢えず、都道府県のコロナ電話相談にかけてみるのかなぁ」と私。
「そうだね、かけてみよう」

主人が、コロナ電話相談窓口に電話をかけ、オペレーターに応答している。
「今朝、起きてみたら喉が痛くて、仕事柄、コロナの可能性があるかもと思って電話しました」
「熱は、ちょっと体温計が無くてまだ測れていないんですが」
「外国の方と直接接触する機会は無いのですが、仕事柄、いろんな方々と接触する機会があって、中には外国の方を相手に仕事をされている方もいらっしゃます」
「わかりました。様子をみて、熱が続く様だったら、かかりつけの医者に電話相談をするのですね?かかりつけの医者がお休みの日は、どうすれば良いですか?」
「わかりました。お休みの日は、こちらの相談電話にかけるのですね」
「ありがとうございました」

電話を終えた主人が言う。「今のところは、自宅で様子見だね」

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