美しいモスクワの地下鉄の駅 キエフスカヤ(アルバーツコ・ポクロフスカヤ線)
キエフ駅には、3つの地下鉄の路線が入っています。
先にご紹介した環状線、今回ご紹介するアルバーツコ・ポクロフスカヤ線、後日ご紹介するフィリョーフスカヤ線です。そのため、キエフスカヤという名前の地下鉄の駅は、各路線ごとに一つずつ、合計3駅あります。
駅は、モスクワ中心部の西、ドロゴミロヴォ地区にあり、キエフ駅広場に隣接しています。
駅の名前は、 駅の隣にある鉄道のキエフ駅にちなんで名づけられました。
なお、ロシアでは、駅から出発する列車の主な方向の名前が鉄道の駅についています。
開業日: 1953年 4月 5日。
駅の建築家は、L.V.リトヴィノフ、M.F.ドブロコフスキーです。
駅はロシアの文化遺産です。
プラットホームとトラックの壁は白いケルガ大理石で仕上げられています。
トラックの壁の基礎部分はダークグレーの大理石です。プラットホームの壁の上部は、ソ連の赤い星が組み込まれたウクライナの装飾があります。床は濃い灰色の花崗岩です。照明のシャンデリアはとても豪華です。
駅の装飾は、ソ連時代のウクライナ、及び、ウクライナとロシアの再統一がテーマです。ホームの中央のホールの壁は、ソ連時代のウクライナの生活をテーマにした24枚の様々なフレスコ画で装飾されています。
中央ホールの端には、ウクライナとロシアの統一300周年を祝う様子を描いた大きなパネルが飾られています。パネルの作者は、K.P.アクセノフ、V.N.アラケロフ、V.A.コノバロフ、G.I.ラドマン、A.K.です。
この駅のロビーは、環状線の地下鉄の駅と併用されています。
このロビーは、鉄道のキエフ駅の建物内に、1953年にアルバーツコ ・ポクロフスカヤ線のために建設され、1954年、環状線とアルバーツコ・ポクロフスカヤ線のロビーとして統合されました。
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