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捨てられゆくものに未来をー23時のわすれもの #59


1日の終わりの時間、布団の中でごろごろしたり、帰宅中の電車だったり、友人と飲み交わしていたり。

そんな各々が好きに過ごす時間、わたしの、そのときどきの気分でおすすめの日用品や食べ物などをご紹介しようと思います。



"バトン"が繋いだ未来


まずはこれを見てほしい。


ミナペルホネンとはファッションデザイナーである皆川明氏がつくったブランドで、織りや刺繍などテキスタイルデザインから始まった。現在は家具やうつわなど暮らしに寄り添うデザインへと活動を広げている。

ミナのうつわを購入しようと思うと、5000円以上はかかる。うつわに5000円かけるのは…とあきらめる方も少なくないはずだ。

そんなあなたたちに希望を見せてくれたのが、PASS THE BATONだ。


傷や破損、色むらなどがあり、本来であれば廃棄されるはずだった業務用食器のB品にミナペルホネンのデザインを施して命を吹き込んだ一枚だ。


咲いている花にただ笑ふ。

リトルトリップ


備忘録さんのツイートを見てすぐに購入ボタンを押した。購入ページにはこんな注意書きが記載されていた。

<ご注意>
B品をリメイクしているので、お届けする商品に鉄粉と言われるわずかな黒点や釉薬のムラ、釉薬をかける前の生地乾燥のヒビ、高台の部分に汚れなどがみられる事がございます。通常のご利用には問題ありません。

今日届いた実物をじっくりと見てみる。「もしかして、これのこと…?」と思うわずかな点のようなものは見えたが、「え、これだけでB品になってしまうの!?」と思わずうつわを落としそうになった。それほどにわずかなもので、日常で使用するにはなんの問題もない。

日本製のすばらしさをよく耳にするが、なるほど、こうした細部へのこだわりがmade in Japanが世界に轟く所以なのかもしれない。


もとは業務用の食器のため、ぷっくりとしたフォルムで何にでも合わせやすい。食洗機や電子レンジ、さらにはオーブン(さすが業務用!)に対応しているのも嬉しいポイントだ。


かわいい上に使いやすいとは、なんて罪なうつわだろう。

うつわにはあまりお金をかけないという人にこそ、ぜひ手に取ってほしい一枚だ。



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ミナペルホネン×PASS THE BATON

Remake Tablewareシリーズ


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