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楽しむことが出来る人は、自分の仕事を天職にできる人なのかもしれない


最近、働くことについて考える機会が増えた。圧倒的にしごとバー神田を主催するようになってからだ。

今月でしごとバー神田は1周年を迎える。はやいものだ。

1周年企画として、本家しごとバーでいつもファシリテーターを務める今井さんをゲストに招き、今度は「天職」について考える。

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(今井さんかわいい)


そもそも、天職ってなんだろう?


好きや得意がなくても天職は見つかる

天職と聞くと、あるエピソードが頭の中に浮かぶ。

学生時代、バイトの先輩に就活の相談をしたとき、ある仕事に関して「向いてるんじゃない?」と言われたことがある。それは接客だ。

別に接客の技術がすごいだとか、売上をすごい伸ばせるだとか、そういったことではない。こんな体験談を先輩に話したら、返答が先のことばだったのだ。

ーある日具合が悪くて「これはバイト難しそうだなあ」と代行を探したところ誰も見つからず、「仕方ない」と結局入ったことがあった。
頭が痛かったのか、ちょっと熱っぽかったのか、容態は忘れたのだがお客さんと話しているうちに、帰る頃には「あれ?具合悪かったのが嘘みたい」とカラダのだるさがなくなったのだ。

多分、お客さんとの会話を楽しむうちに「しんどい<楽しい」に頭が錯覚したのだと思う。毎日楽しい!とバイトの仕事をしていたわけじゃなかったけれど、「具合悪いのを忘れられる仕事ってすごいかも」と確かに感じた。


同じ経験をわたしは最近もした。

今働いているアスノオトが行う事業のひとつ、都市と地域の関係を繋げる人材育成「地域共創カレッジ

3ヵ月間、毎週夜にオンラインで3時間の講義(!)を行うのだが、始まる前は「ちょっと体調ぐずぐずだなあ…」と思っていても終わるころには「すんごく楽しかった…!元気もらった!!」と回復していることが多々ある。そしてこれはわたしだけではないようだった。


どちらも共通しているのは、「心から情熱をもって取り組みたい!」とまでの熱量はないことや、好きな仕事というわけではないこと。だけどどちらもその時間を楽しめていること。

好きを仕事にしなくても、情熱をもって仕事に取り組まなくても、仕事をちゃんと楽しめる人が最強なのではと思う。(もちろん好きが仕事になったり、情熱もてることを仕事にできたりしたら最高!)

楽しむって楽することとは違う。自分だけがいい、じゃなくてお客さんも周りの人も皆が楽しむことができると、自分も楽しくなる。その環境を作れることはとても尊いし、結果もついてくるから、より良い循環がうまれる。


しごとバー神田で仕事の話を聞いたり、ライターの仕事で取材したりすると、色んな職業の人に出会い、色んな生き方に触れる。

皆、必ずしも自分の好きな人生を歩んでいるわけじゃない。

仕事内容もはたから見れば大変な仕事をしている人もいる。けれどその会社が目指す方向、作っているものや技術、何を大切にしたいのか・しなければいけないのかをきちんと理解して取り組んでいる人は、楽しんでるし生き生きとしている。なんというか、楽しむ覚悟を持っている。そういった人はどんな仕事に就いても、やっぱり楽しむことができると思うんだ。

彼らの姿を見ていると天職って見つけるものじゃなくて、なるものなのかもしれないな、と。


あなたにとっての天職って?

そんな風にわたしは思うけれど、あなたはどう?

ゲストの今井さんは今のお仕事が天職なのかも、と話してるので今井さんにとっての天職ってどんなイメージなのか、聞いてみたいなあ。

こんなに楽しいのにお金までもらっていいんですか…?というか、話を聞くことが「仕事」になるというのは、なんとも不思議な感じなのです(笑)

逆にこの仕事じゃなかったら、質問しすぎの不審者になっていたはず…。と思うとやっぱりこれは天職なんでしょうか。


10月10日(水)19:30から。

参加者が結構いるので、もしかするとぎゅうぎゅうになってしまうかも。そこは皆で譲り合って空間を一緒につくりましょう。

詳細はこちら。お会いできるのを楽しみにしています。

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