問題児を人気者に変えた+TICー23時のわすれもの #58


1日の終わりの時間、布団の中でごろごろしたり、帰宅中の電車だったり、友人と飲み交わしていたり。

そんな各々が好きに過ごす時間、わたしの、そのときどきの気分でおすすめの日用品や食べ物などをご紹介しようと思います。



大切に「気づく」「築く」ということ

わたしたちが何気なく使っているビニール傘。ちょっと雨が降ってきたらコンビニで買われ、壊れたらあっさりと捨てられる。台風のあとは壊れたビニール傘の山が道端に現れる。

いったい年間どれくらい使われ、捨てられているのだろうか。


壊れないビニール傘を作っているCaetla(サエラ)のサイトには年間6,000万本もの傘が消費され、捨てられていると書かれている(!)。

さらに驚くべきことが、このビニール傘は分別ができず、地中に埋まるのを待っているのだ。リサイクルできない、分別して処理できない傘は日本を少しずつ、けれど確実に蝕んでいる。


そんな問題児に光を当てたブランドが、先に述べたCaetlaだ。この事実を知って終わらせるのではなく、その先にある「大切なものを築く」ことを、プロダクトを通して伝えようとしている。


昔から、日本人は親から子へ、大切なものを受け継ぎ、歴史や文化が育まれてきた。その日本人ならではの感性を、+TICから始めてみないか。


全てプラスティックで作られているため、リサイクルが可能。プラスティックながら強度が強く、なんと風速15mの強風に耐えられるのだとか。これなら台風の次の日に、壊れた傘で街が汚れることも少なくなる。

万一壊れても、生地や部材の交換が可能というのだからすごい。丁寧にものづくりと向き合い続けてきた、Caetlaの心が伝わってくる。


傘の先がとがっていないため見た目も美しく、自立することができる。傘の開閉時に指を挟まない構造になっているので、環境だけではなく使い手にも優しい傘となっている。


+TIC LITEは現在全国のセブンイレブン(一部地域除く)で販売されている。


突然の雨に降られても、もう安心。


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