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ワーホリからワークへの申請①

カナダワーキングホリデーの12ヶ月を迎え、今はビザ切り替えの大切な時期。正直どれくらい時間がかかるのか、果たして書類に不備はないかなど不安もあるが、そんな過程を自分の備忘録も兼ねてつづっていく。

1.カナダ永住権をとる道筋

2020年10月の終わりにバンクーバーに到着した。好きになるかどうかは分からなかったけど、永住権を見据えてイギリスにいた2019年からリサーチを始め、2020年、ニュージーランドにいる際にジョブオファーをいただき渡航した。

カナダ永住権をとるには色々な道筋があり、その人によって目指すコースは違う。日本や海外で事務経験やホスピタリティ(飲食や接客など)の経験があったので、エクスプレスエントリーという制度を使っての申請や、カナダの公立カレッジに行ってポスグラビザを用いて職種を積んでいく方法なども考えた。だが、私は結局チャイルドケアの仕事(ナニーやオーペア)をして永住権をとる方法を選択した。


2.なぜこの方法にしたのか

カナダに渡航する前、世の中ではパンデミックの影響が出始めていた。当初は有望と思われていたレストランや観光業でのビザサポートは難しくなるのではないかと睨んでいた。チャイルドケアの仕事で永住権をとる場合、保育士などは別として、カナダ国内で2年の職歴が必要となる。私はカナダ入国までに約2年間、イギリスとニュージーランドでオーペアとして働いた経験があったので、カナダで仕事を見つける勝算があった。正直、この仕事のいい所も悪い所も両方知っていたので、2年間続けることに不安はあった。というのも、今まで最長で同じ雇用主の元で働いたのが6ヶ月だったからだ。

だが、ワーホリであれば雇用主を変えることはできるし、カナダならナニーとしてでもワークビザをサポートしてくれることが珍しくないことを知り、この方法にすることにした。

(イギリスでもニュージーランドでもワークビザのサポートを打診していただいていたのだが、私のいた当時、知る限りではそのような制度はなかった。そして、そもそもその両国に永住したいと思えなかった)

3.実際に仕事を探して

今までの経験があったこと、そしてカナダでパンデミックによりワーホリビザ渡航者の人手不足があったことが重なり、仕事探しを開始して1週間以内に何組かのファミリーとビデオ電話で面接をすることができた。以前はエージェントを使ったこともあったが、そうすると向こうの利益を考えてマッチしていないファミリーを紹介されることが多かったため、自分で直接話して決めることにした。

すでにワーホリビザを持っていること、航空券を買ってあること、永住権申請を将来考えていることなどを話して、翌週に一番ピンと来たファミリーの元で仕事をしたいと伝えた。2020年9月のことだった。そして2020年10月下旬、1年住んだニュージーランドからカナダへと飛び立った


4.パンデミック真っただ中の渡航

渡航して2週間は、ご厚意で用意していただいたAirBnBで2週間の隔離生活をした。そして、11月の中旬から彼らの家に引越して働き始めた。とてもモダンで素敵なお家だった。両親とも外でフルタイムで働き、Kidsも学校で日中はいなかったので、ステイホームを一人悠々自適に過ごすことができた。

ここのお宅では5月中旬までの6ヶ月間を共にした。元々それくらいの期間の契約で、1年中共働きでないという彼らのライフスタイル上、それは元々しっていたので、仕事を探し始めた。

「次のファミリーはビザサポートをしてくれるところを」という観点で仕事探しを始めた。意外とこの「ビザサポート」というところがネックで、20組~30組とやりとりをしたが、その中で唯一ビザサポートに積極的だったファミリーの元で働くため、ウィスラーに引越した。だが、ここのファミリーとの総合的な相性があまりよくなく、1年半ともにする未来にワクワクしなかった。結局、ここの家族の元では1ヶ月半ほどしか働かなかったが、我ながらいい選択をしたと思う。

6月の中旬ごろ、同じようにビザをサポートしてくれるファミリーを探したところ、なんと待っていたかのように2、3日中にバンクーバー郊外で見つかった。間にレジ打ちの仕事をしつつ、7月上旬にバンクーバーに引越して仕事を開始した。


5.ワークビザ申請までの道

ナニーである私をサポートするために、雇用主はLMIAという申請をしなければならない。これが承認されると、私がワークビザの申請をできる運びになる。普通、エージェントに頼むとCA$3000-3500するらしいのだが、彼らが相場より安いエージェントを見つけ雇ってくれた。7月にLMIA申請の準備を始め、実際に申請できたのが9月中旬ごろ。これを執筆している段階で、まだ承認を待っている状態だ。

私も彼らの雇ったエージェントに申請に必要な書類を聞いた。それが今から3週間ほど前の話。9月も終わりになる頃、メールで進捗を確認すると、

「LMIAの承認、この前までは10日くらいだったけど、今システムトラブルで遅れちゃってるんだよね~」というような内容が英語で返ってきた。

「私のワーホリビザあと1ヶ月で切れるんだけど、LMIAが承認されなかったら観光ビザを申請すべき?それとも承認前にワーク申請できるのかしら?」と聞くと、

「ワーホリが切れる2週間前になったらLMIA申請済を条件に、ワーホリビザ延長およびワークの申請ができるよ」と言われた。(これも返信がけっこう曖昧で、色々聞いて明らかになった事実をまとめたもの)

そして言われた。「僕を通じて申請するなら$500でやってあげるよ」と。

えっ?それ、彼らが払った金額に含まれてないわけ?
そしてなぜ今それを言う?
私がワーク申請に必要な書類を送ったのは2週間以上前だけど、なぜその時にひと言も言わない?

この人はちょっと危ないなぁと(相性がよくない)と思ったので、他の人にあたってみることに。以前メモしていたコンサル(日本人以外)にメールすると、書類をチェックするサービスをしてくれるのだという。「$300で必要な書類のリストを送って、送り返された書類を提出前にチェックする」というサービスだった。ワーホリ申請は自分でやったけれども、ワークビザは雇用主に出してもらう書類があったり、少し複雑な印象を受けた。却下されても嫌なので、このサービスを使うことに。金額は$300。

支払いを終えると、「ワーホリビザのコピーと、LMIA申請の証明を送って」と言われた。そこで、両方を送る。「何点か聞きたいことがあるんだけど、今日の〇時か明日の〇時はどう?」と提案された。「その時間は仕事と予定があるので、メールで聞いていただいてかまいません」というと、「電話の方が早いから」と言われ、一向に進まない。仕方ないので、土日をはさんだ6日後の木曜日に20分、電話することになった。

口コミをみる感じでは対応がよさそうだし、支払いまでのメールの返信も丁寧でスムーズだったのでここにしたけど、「そんなの支払う前に聞いてよ!」とちょっとそのスムーズでないフローにイラっとしたけど、彼女は日本人ではない。ここは焦る気持ちを抑えて待つしかない。

「電話していくつか質問をしないことには、書類チェックには進めないわ」という彼女。いや、だからそれメールでしてくれないんかなぁ・・・。幸い、必要書類はなんとなく分かっているし、集められるものについては7割型集めているので、あとは雇用主側からの書類くらい。もし先述のコンサルがいう「ビザが切れる2週間を待ってから申請」となれば、私が支払ったコンサルと話をしてからビザが切れるまでには3週間あることになる。ちょっとスピード戦にはなりそうだが、できないこともない。

最悪、日本から送ってもらっている書類などが間に合わなければ、それを説明して後日提出することも可能だ。奇しくも今は水星が逆行中。占星術に詳しくない人も最近では月の満ち欠けや水星逆行を知っている世の中になってきた。本当、今月に入って面白いくらいにバスが30分以上遅延したり(それも何度も)、一部ウェブサイトが見れなくなったり、普段ならしない忘れ物を何回もしたり(汗)、予定していたことが直前に流れたり、お互いの予定がすれ違って中々すんなり決まらなかったり・・・と、けっこうその影響が色濃く出ている今回。

今回逆行が抜けるのが日本時間だと10月19日(バンクーバー時間で18日)らしいので、実際のワークビザの申請はその後にしようと思っている。私も数年前だったら特に何も気にしなかったけど、こうも影響が明らかだと従わずにはいられない(笑)

そんなわけで、やきもきしているけれど、今やれることをやるしかない。幸いまだ時間はあるので、焦る気持ちを抑えて前向きに日々過ごすしかない。

ちなみに、10月1日時点でのワークビザ審査期間は87日なのだとか。(つまり、約3ヶ月)10月の終わりに申請したとして、降りるのは年明けになるかもしれないっていう。

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ちなみにこれは、カナダ国内から申請した場合。国外からの場合は未知。(実際に「Japan」と選択するとErrorとなってしまった)

余談だが、10月2日時点でのワーホリビザの待ち時間はこんなん。

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56週って・・・!?へ?っていう数字ですよね。私が申請した2018年秋冬は確か6-8 weeksだったと思う。

ジョブオファーの縛りも隔離もワクチン接種終わってればなくなったし、全世界からこの瞬間を待っていた人たちが殺到したね。本当ね、ちょっと前に無理してもジョブオファーもらって渡航しとくのが抜きんでるために必要だったと思う。だって今仕事選びやすいし、片やCoopやら他の学生ビザで別の国でワーホリ・留学したかった人たちが飽和してて住む場所も決めづらくなってるらしいもの。特にバンクーバーは元々物価が高くて家もコロナ前は競争率が高かったらしいから、脅かすわけじゃないけどこれから渡航する人は覚悟した方がいいと思う。

2021年申請じゃないけれども、コロナ前のワーホリビザ申請の動画は少し前に作ったので、これから申請する人は見ておくといいと思う。特に今まで海外に半年以上の渡航歴があって書類が余分に必要な人は。(私はワーホリビザ申請1回却下されちゃってる(´;ω;`))

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おわりに

今までワーホリビザは4ヶ国とも全部自分で申請して、ちゃんと最後には承認されたわけだけど、今回のワークビザ申請やその後のPR(永住権)の申請はプロの力を借りるかどうか迷っている。既に、部分コンサル3回でこの2年で$900支払っている。(うち$600は同じ会社)自分でやると必ずしもダメってわけじゃないけど、それで失敗した声もたくさん聞くし、何よりも待ち時間が長くなった時に「今どうなってますか」と聞ける相手がいるのはありがたい。(本当に、カナダワーホリ申請が却下された時はカナダ行きは終わったなと思った)

今後どうなるかは正直未知数だけど、noteなりYouTubeなり、Twitterなりで進捗についてアップデートしていこうと思う。また動きがあったら更新します。参考になったら「いいね!」をポチっとね☆

2021年10月2日
カナダ(バンクーバー)より

Mari

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