海な人

今朝、起きがけにInstagramを眺めていたら、優しい言葉が目にはいってきた。

あんまりやさしいもんだから、さらりと指の間をすり抜けたみたいに消えてしまって、あわててもう一回読み直した。

わたしは会うだけで涙が出てしまうことがある。あの人のお店は道路に面して大きなガラスがあって、泣いていたら外を通った人がびっくりするわ！とおもうのだけど、お店のドアをあけて、目があって、まだ話をする前なのにどうにもこうにも泣けてきて。

まどろんでいたはずのベッドの上で、まだ横になったまま、気持ちだけは不思議としゃっきりとした。あの人と話したあとみたいだ、とおもった。

文章に嘘は絶対つけない。繕ったってわかる。だから好きな文章を書く人のこと、私はどうしたって好きだ。「らしい」言葉で綴ってある文章が好きだ。読んだだけで、会えたような気持ちになる文章が大好きだ。

・・・ってこれをカフェで書いていたのだけど。

その人が同じカフェの店内にいた、…驚いた、けど当然のような気もした。こういうことはよくあるんだ。楽しそうにお話をしていたので、帰り際に声をかけた。

今日の朝、会いたいと思ったんだよ、って話しながらやっぱり少し泣いてしまった。「いつも泣いてるね」ってニッコリしていた。

あの人の目にはこぼれる前の涙がいつも満ちていて、じーっとみるとちゃぷんちゃぷんしてるように見える。海みたいな人。

無理しない、でもしゃんとしていこう、とおもった魚座の満月でした。

雲も月もきれいなよるですね。

おやすみなさい、またあした。