ある日突然、ダブルケア。1

2020年4月15日母はコロナ禍、家族に看取られながら亡くなった。それと同時に私の9年間に及ぶ介護生活にピリオドを打つことにもなる。当時の私は37歳、主人と長女7か月の赤ちゃんと3人で暮らしていた。

ある日突然、父からの電話で母が自宅で倒れたと連絡があった。
夜勤から帰った父は倒れている母を見つけた、脳梗塞でした。
私も姉も駆けつけて、まだ母は会話が少し出来たと思う。右足右手も動いていた。
だか、時間が経つにつれて言葉も出なくなり右足右手も動かなくなった。

脳梗塞は発見までの時間が早ければ早いほど回復が期待できる。母は発見までに10時間以上あったと思う。寝たきりにならないか何処まで回復出来るか心配は尽きなかった。

丁度私は育児休業中で仕事を休んでいたので母の病院へ頻繁に行く事ができた。
絶食していた母は私にお水が飲みたいと訴えていたが何もあげられないから我慢だよと話していた。
母はかなり太っていたしダイエットにも絶食は良かった。

母の元へ通いながら実家の片付けをしている暖かい日、足元がゆらゆらしている感覚があり、目眩かと思ったら地震だった。
そう、3月11日の東日本大震災でした。 
すぐ母の元へ
地震の影響もなく病院も普段通りでした。

少しずつリハビリが始まりました。母の言葉はまだ戻らないが歩行のリハビリは一生懸命なのはわかった。

2か月ぐらいが過ぎ、そろそろリハビリ病院へ転院の話が始まる。なんせ初めての決め事ばかりで病院からアドバイスを頂きながら私の自宅から車で20分程のリハビリ病院に決めた。

その頃の母はかなりダイエットに成功していて、たぶん15kgぐらいは痩せていたんじゃないかな。これくらい痩せないとリハビリも大変なので絶食と病院食が良かった。

リハビリ病院へ転院です。

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