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ある日突然、ダブルケア。6

母の介護にも慣れてきた。
母は今以上、回復することはなく現状維持がベストだった。

現状維持の為に訪問マッサージに週3回、自宅に来てもらい母の麻痺側をほぐしてもらったり、筋力低下しない様に運動療法も接してくれた。
私はマッサージさんをおじさんと呼んでいて少しの時間だけど介護の大変さを紛らしてくれたり相談できる良い理解者だった。

母が転倒しないように気を使ってはいたが
ある日母はいつもの様にデイサービスのお迎えが来る少し前に1人で杖をついてリビングからすぐの玄関まで行き椅子に座り靴を履こうとした。前のめりになったんだと思うがそのまま前に倒れた。
とっさの行動が取れない母は顔面から倒れて顔に怪我をした。母にはお迎えが来るまでリビングで待っててと言っても1人で危なかしいのに歩いてしまう。
母の性格上、
あまり人を部屋へ上げたくなかったのだろう。
それからは杖を母のそばに置くのをやめた。

ま娘も小さく病気にもなる。
娘の病院の予約を入れていても母が体調が悪いならば予約を変更したり病院を2件はしごした。
私が娘の授乳やオムツ替えをしていても母がトイレと言えば母のお漏もらしを考えると後処理が大変なので母を優先する。

ダブルケアの辛さをストレスにしない為に自分なりにも努力した。
介護点数MAXまで使い母には土曜日や日曜日にもデイサービスへ行ってもらい。
母の寝た後、友達と食事にもいった。
仕事が私にとっては介護や育児から離れて息抜きが出来る場所になっていて、ほんと有難かった。

私は母や家族と一緒いられる。
家族一緒に居たくてもいられない寂しい人もいる。
親孝行している。
後悔がない選択をしていると。
なるべくポジティブな方へと思考を持っていった。

日々葛藤しながらも家族や沢山の方々にサポートして頂き私はダブルケアを続けることが出来た。1人じゃないよ。

そして、新たな悩みもまたあった。

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