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パセリ、たいやき、きのこたけのこ

「大反対」あらため新タイトルです。
漢字三文字で『大〇〇』としたかったけど、タイトルとしての座りが非常に悪かったので。

ようやく書く気になって来た。
執筆意欲としては『わくわくするほどではないけど、義務と思ってパソコンに向かえばそれなりに書き続けられそうなレベル』まできました。

幸せな楽しい話を書きたいけど、書けば書くほど少しビターな話になりそうな気がします。
せめて、短く、テンポよく書きたいです。

プロローグ的な本編です↓

私がベランダで育てているパセリを見て、彼はセロリと言った。
その上「育ってきた環境が違うから」と歌い出した。

パセリの概念を正しく覚えた彼は、外食でパセリは食べるのにお刺身のつまは残す私に、「パセリより、これこそ食べるもんやで。口直しの意味があんねんで」と教えてくれた。
彼は食べ方がきれいだ。
私の食事マナーは付け焼刃。必要に迫られて調べで学んだ程度の。

育ってきた環境が違うからか、性格も考え方も価値観もなにもかもが違った。そのたびに言い合い、譲り合い、わかろうとしあった。腹立たしくもあったが、新鮮で楽しく、しかし、やっぱり悲しいことだった。

これから語るのは、それでも歩み寄ろうとした私たちの、切なくも幸せだった恋の記録。

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