6:母のお引っ越し騒動記
前回の記事です。
上層階のお部屋を見せて頂き、次は談話室へ。狙っているお部屋の階のすぐ上が最上階で、そこに談話室があった。広々として木の温もりがなんとも良い雰囲気の家具で揃えられている。ベランダに出ると高架線路のはるか上なので、ずーーーっと遠くまで見渡せる。母の大好きな富士山も見えるのでは?と思ったけど、これは線路を挟んだ対面にあるビルがあってギリギリで見えなかった。残念
でも海はチラッと見えた。建ってる角度でこの建物から海は見えないけれど、目の前の電車に乗れば12、3分もあれば海に着くのだ。海の近くで育った母にはピッタリではないだろうか。
談話室の隅っこにはなんと畳の部分があった。今はこのご時世でお休みになってるらしいが、囲碁将棋やお花、お習字などのサークルやお教室があるらしい。すみません。やっぱり私ここ住んでいいっすか。
その後、下層階のお部屋に移動した。ここも角部屋だったけど、やっぱりさっきの上層階のお部屋と比べると窓の外の風景がイマイチ。窓の外の風景が半分くらい目の前の線路に遮られてる。見学した日は快晴だったから日当たりも悪くはないけど、お天気が悪い日だとちと暗くなりそう。下層階なのに目の前が線路、というのは、数分で我が家に着く電車の線路がこの区間は地面を走っていなくて、高架になっているからなのだ。そして、高架の両側は道路でその向かいはわりと高いビル。ビルまでは距離はあるが、椅子やベッドに座ると目に入るのはビル。
お部屋の広さや間取りは、先ほどの上層階のお部屋と同じだし、うーん。やっぱりこのお部屋は無しだなぁ、と写真を数枚撮って早々と撤収した。今撮った写真を見直しても2枚しか撮ってない(笑)もう関心がないのが丸わかり!
そして次は食堂に。ここもフローリングが木で温かい雰囲気。今はやっぱり席数も少なく、人と人の間の距離もあり、全員同じ方向を向いて食べてるらしい。早くそんなことをしなくていい世の中になって欲しいなぁ。調理室や、予約すれば使えるお食事の個室、将来介護が必要になった時に使える介護付き浴室、24時間いつでも出していいゴミ置き場。ゴミはお玄関の外の廊下に指示された曜日に出しておけば収集してくれるけれど、それ以外に出したい時とかにも出せるのは便利だよね。わ・た・し・が住みたい!!
ポストも入館カードをかざせばピッと自分のボックスが開くらしい。その下には宅配ボックスもある。
実際、見学中にエレベーターやマンションのエントランス部分で入居者の方達や、親が入居してるお子さん(って言っても多分60代半ばくらいのお子さん)にもすれ違ったが、お元気に外出したり外出から戻ったりしてた。近くにデパートもいくつかあるし、電車も何社か乗り入れてる駅が近くにあるから、皆さん楽しそうにお出掛けされてる。そして、その方達に大丈夫ですか、と心配して頂く一番年下(たぶん)私…。
ということで、やっと物件の見学が終わりました!この夜からの筋肉痛が半端なかったのは、何個か前の「母のお引っ越し騒動記4.5」に書いた通りでして大変でした…。
撮った写真と動画は、早速、母へ送った。とても喜んでたし、「うんうん。いいわね〜。最高よ!」とお返事は来たけど、母が自分の目で見られればベストなんだよねぇ。言わないと思うけど、入居してから「やっぱり思ってたんと違う」って言われても困るしね〜。
そして、後は母が退院して書類をなるべく早く(無理はせずだけど)揃えてもらう…。まだまだ道のりは遠いなぁ!書類について混乱しちゃった母のお話は「《母の入院3》困っちゃうのよ〜」に書いたので、そちらを読んで頂けたら嬉しいです。
そんな中、母の退院も決まってまた色々と動き始めます!