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木10ドラマ silent 第7話感想

前回の終わり方が切な悲しかったから今回どうなんだろうって思ってたけど、見終わってみたら不思議と心が穏やかでジワジワ温かくなってくるような回だった。
今回は紬の真っ直ぐな性格がとにかく出てて、そこもまた注目ポイント。
そんな第7話を振り返る。

あらすじ
佐倉想(目黒蓮)は、桃野奈々(夏帆)が泣いていたのは自分に原因があると感じていた。そのことで青羽紬(川口春奈)に心配をかけまいと「紬とは関係ない」と線を引くが、紬はそんな想の態度に壁を感じてしまう。

一方、律子(篠原涼子)は、想が高校時代の友達と関わりをもつようになったことに不安を感じていた。

そんな律子の態度に萌(桜田ひより)は苛立ちをおさえきれない。そんな中、奈々はある決意をもって、想に借りていた本を返しにくる。紬は、想が声で話さないことに疑問を感じ、質問してみるが…。


冒頭から切ないシーン。
あの後ろ姿は見たくないよな…
自分から身を引くのかな。
予告の好きなフリしてたは、そういう意味か…
本のやり取りのシーン、切ないけど可愛いな。
好きな人の好きな物は自分も好きになりたいって気持ち
なんだか昔を思い出すな…笑

想の関係ないっていう優しささえも
今の紬にとっては一線を引かれてるみたいで
それこそ聞こえる人と聞こえない人で
分けられてるみたいで、モヤッとしちゃうよな。
そんなつもりは全くないんだろうけど。

お母さんの想を守りたい気持ち。
それは自分の子供だから、もうこれ以上悲しい思いをさせたくないから。
だから必要以上に心配して、過保護になってしまう。
わかるけど、それは時として自己満足になってしまう。
萌ちゃんの正義感も分かるけど
どうにかこの家族がまた仲良くならないかな?

想が喋らない理由。
聞かれたくないこと。
珍しく感情が出そうになってて、
それくらい声出したくないんだろうな。
でもこれが今回のキーポイントにもなってて
最後の最後まで注目ポイント。

想の仕事も明らかになった。
校閲の仕事。
だから部屋に辞書とかたくさん本があったのかな。
会社の人とのやり取り。
すごく短いシーンだけど、
想の表情、感情がどう思ってるのか
繊細な表現でジワジワ伝わってきた。

湊斗との電話
別れても優しくアドバイスをくれる、優しすぎる男。
想が奈々と仲良くする理由
湊斗のアドバイスが、言葉があって
紬は想との関係に自信を持てる気がする。
この電話のシーンも湊役の鈴鹿くんと
実際に電話を繋いで撮影したらしい。
こういうリアルさを追求するところが
本当にこのドラマの好きなとこ。

奈々との会話
紬の中で想は「好き」を超えて大切な存在になってたから
別れた後も、「会いたい」より
元気にしてるかな?
笑って毎日過ごせてるかな?
誰かそばにいてくれてるかな?
って本気で気になってたんだと思う。
だから奈々がそばにいてくれて良かったって言ったのは
紬の本音であって、紬の愛なんだろうな。

その紬の真っ直ぐな気持ち、性格のおかげで
奈々にちゃんと伝えることが出来て
聴者とろう者と中途失聴者は
分かり合えないって言ってたけど
分かり合えなくても、伝えることはできた。
分かり合えなくても、共通点は見つけられた。
紬の優しさが真っ直ぐ奈々に伝わった
すごく温かくて素敵なシーンだった。

ちなみにこの手話のシーン、
6分間カットかけずに長回しでやったらしい。
覚えた川口さん、さすがだな。
このおかげで見てる方にも真っ直ぐに伝わってきた。

想が貸した本
自分はあんまり興味ないけど、
好きな人が貸してくれたから何とか読もうとする奈々と
自分には難しいって素直に言う紬。
この真っ直ぐ素直な感じを想は好きになったのかな?
って思った。

図書館の想と奈々
子供に頼まれて本を取ってあげる想
この子供と想のシーンが、めちゃくちゃ素敵で
ずーっと見てたいって思うくらい温かいシーンだった。

想がたまに夢に見る話
友達だけどさ、そんなの自分から身を引いた女の子に、
簡単に言ったらダメだよ…
って思ってしまった。また好きになっちゃうもん。
それを聞いた奈々の返しは、大人で前向きになってて
なんだか一皮剥けて素敵女子になってて良かったけど。

想はもともと聞こえてたから夢の中では聞こえるけど
奈々はもともと聞こえないから
夢の中でも想の声が分からない。
この描写が切ないはずなのに、
そのおかげで良かったって言う奈々。
もうジワジワ泣けてくるシーンだった。

あぁ、だから冒頭の奈々が電話を耳にあてたシーンで
想があっ!ってなってたの、そういうことか!!

春尾先生と奈々
久しぶりってことは…
やっぱりこの2人、何か関係がありそうな感じ。
すごくすごく気になる…
春尾先生の驚き方、何かありそうな感じ。

最後3分がまたしても凄かった。

片思いの手話、覚えなくていいよって言う想。
これって今更だけど、
2人は付き合ってるってことでいいのかな?
ってちょっと疑問に思った。
付き合ってないけど両思いだから
覚えなくていいよなのか。
今後はずっとオレがそばにいるから片想いにはならないよ
ってことで覚えなくていいよなのか?

ちょっとぎこちない2人。
腕掴んだ瞬間、あっ!!って声出てしまった。笑

そして最後の最後は意外な展開で、
あぁー!!ってキュン!だった。笑
紬の真っ直ぐさが、思いが想に届いたのかな?
それとも想の思いが溢れてなのか。
見た人はきっと同じような反応になったのでは?笑
どちらにしても、よかったーってホッとしたのも束の間。
来週はサッカーでお休みって書いてあって
最後の最後に違う意味で衝撃だった。笑

今回は、聴者、ろう者、途中失聴者
それぞれ違くても、分かり合えなくても
ちゃんと気持ちを伝えようと思えば伝わって
そこには壁なんかないってことが伝わってきた回だった。
子供と想が接してたときみたいに。
想と紬が思い合えているのは
お互いがちゃんと心からの気持ちを
伝え合ってたからだろうな。

このドラマ、全体的に見応えあるんだけど
残り30分くらいからジワジワきて
最後の最後まで伏線回収して、残り数分でも
そこにドーンとすごいシーンを詰め込んでくるから
最後まで見応えがあって、予告も見せた上で
次も気になる展開になってるのがすごいところ。

だから、もう既に次が気になって早く見たい…!
でも2週間我慢…
次回は15分拡大みたいだから、
それまで今までの見直しておきたい。

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