陣痛と姿勢の関係性

こんにちは!
助産師/ピラティスインストラクターのMariです!

JR恵比寿駅徒歩8分 女性専用ピラティススタジオ〜TUMUGI〜


陣痛と姿勢と聞いて、何か関係があるの?と思った方も多いと思います。
実は、陣痛を促進することと母体の姿勢に関係があります。

妊娠中の母体の姿勢は胎児の姿勢にも影響します。
コレが大きなポイントになります。

ファーガソン反射

陣痛中に児頭が子宮頸管に圧をかけることで、陣痛を促進するオキシトシンが分泌されるということがわかっています。
これをファーガソン反射と言います。

イラストの様に子宮頸管に対して、児頭が圧をかけることが効率的の陣痛促進の1つと言われています。

陣痛中に陣痛が弱くなることがあるのですが、その時に座ったりするのは、このファーガソン反射の効果を期待して行う陣痛促進のための行動です。

母体の姿勢とファーガソン反射の関係性

では、母体の姿勢とファーガソン反射にどの様な関係があるのでしょうか?

妊娠中、胎児の姿勢は母体の姿勢に依存することになります。
反り腰やスウェーバック姿勢になりやすい妊娠期。
それは、胎児の姿勢にも影響を与えるのです。

下のイラストは、反り腰やスウェイバック姿勢になっている際に起こる、お腹が少し下に下がった状態です。”尖腹”と言います。
重心が前に引っ張られるので、胎児の頸椎が支点となり胎児の姿勢も子宮頸管に対して、軸がズレることになります。

対して、こちらは母体の姿勢がニュートラルに維持されている時の姿勢になります。胎児が丸まった姿勢を取れることで、子宮頸管に対して軸が真っ直ぐです。

尖腹の状態だと、子宮頸管に圧が正しくかけることができず、
陣痛がこない、もしくは微弱陣痛の原因となります。

ちなみに、臨床現場でも尖腹の方は陣痛が弱そうかも?と予想されることが多いです。

今日は、母体の姿勢と陣痛の関係性についてお伝えしました。
皆さんのお役に立てたら嬉しいです!


助産師/看護師/ピラティスインストラクター Mari.
1991年生まれ。大阪府出身。
新卒で大学病院に就職後、3年間看護師をして勤務。その後、助産師免許を取得し、現在も助産師をして産科クリニックでの勤務を並行し、ピラティスインスタラクターとしても活動中。



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