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【助産師が解説!】マタニティー ピラティスを始める時期は?

こんにちは!
ピラティススタジオ〜TUMUGI〜を運営しています。
助産師/ピラティスインストラクターのMariです。

妊婦さんの間でも、有名になりつつあるマタニティーピラティス。
興味がある妊婦さんも多いのではないでしょうか?

・実際に始めてみたいけど、いつから始めていいの?
・安定期からって言葉をよく聞くけど、安定期より前に始めることはできないの?
こんな疑問を持たれている方はいないでしょうか?

マタニティーピラティスの開始時期は、一般的に妊娠12〜16週ごろと言われています!(俗にいう安定期ですね!)

今回は、なぜ安定期に入ってからが良いとされているのか。
また、安定期前に始めることはできないのかということについて、助産師目線でお伝えいこうと思います^^


JR恵比寿駅徒歩8分 女性専用ピラティススタジオ〜TUMUGI〜

マタニティーピラティスはいつから始めていい?

先ほどもお伝えしたように、マタニティーピラティスを開始する時期は妊娠12〜16週ごろの安定期に入ってからがオススメされることが多いです。

そもそも安定期とは!?

安定期という言葉は医療用語ではありません。
なので、明確にいつからが安定期なのかは医療的には定められていません。

全妊娠における10〜15%の確立で自然流産の可能性があり、これは妊娠12週までに起こることが多いとされています。
そのため、この時期をすぎて初期流産の可能性が低くなった時期を昔から安定期と呼んでいました。

安定期以降が良いとされる3の理由

マタニティーピラティスが安定期以降に良いとされる理由は、大きく分けて3つあります。

初期流産の可能性が低くなる

先ほどもお伝えしましたが、妊娠12週以降は初期流産の可能性が低くなります。

初期流産は、胎児の染色体異常が原因となっていることが多いので、ママの行動で回避できるものではありません。
そのため、マタニティーピラティスが流産の可能性につながることは低いです。

ただ、初期流産を経験したママが”自分の行動が原因になったのかな?”と、自分をせめてしまう場面を数多く目にしてきました。

その時のママの心情って、自分でも回避仕切れなかったことと理解していると思うんです。
でも、そんな簡単に納得し、受け入れることなんでできない。

何かのせいにしたくなるし、
もしかしたら、自分を責めた方が気持ちが楽になるのかもしれない。
そんなことを思いながら、お話を聞いています。

少し話はズレましたが、マタニティーピラティスが初期流産に繋がる可能性は低いですが、そうなった時のママのメンタル面も考慮してというのが1つ目の理由になります。

胎盤が完成し、胎児血流が安定する時期

2つ目の理由は、妊娠16週ごろに胎盤が完成するということがあります!

ママから赤ちゃんに栄養を送っている胎盤ですが、妊娠したらすぐに完成しているわけではなく、妊娠16週ごろに完成します。

以前は、胎盤完成前の運動は胎児血流の悪化により流産につながる可能性があると言われていた時期もありましたが、今は流産と運動の関係性は否定されています。

胎盤完成前でも、妊娠前よりも強度を下げて運動することは可能ですが、これは医師や助産師によって意見が分かれるところかな〜とも思います!

こんな理由もあるんだ💡
と、知っておいてもらえればと思います^^

つわりなどが落ち着き、体調が安定しやすい時期

3つ目は、体調が落ち着きやすい時期に入るためです。

妊娠初期に酷かったつわりも、16週ごろを境に落ち着いてくる方が多いです。
また、初期は眠気があったり、妊娠している身体に気持ちも身体もついていかないことが多いですよね。

妊娠中の運動はとっても大切だとは思っていますが、
気持ちが乗らない時期は無理に始めなくても大丈夫です^^

運動と同じぐらい急速も大切なので、ゆっくり身体と心を休ませてあげてくださいね!

まとめ

妊娠12〜16週にマタニティー ピラティスを始めるのは良いと言われている理由としては、こちらの3つがあります!
・初期流産の可能性が低くなる。
・胎盤が完成して、胎児血流が安定する。
・つわりなどが落ち着き、体調が安定しやすい。

必ずしも、妊娠12週前の開始がダメということではありませ^^
私のスタジオでは、希望があり運動許可が出ている場合は妊娠12週前に開始される方もいらっしゃいます!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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