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【日本にタックスヘイブン】財団法人とは

公益財団法人とは、
平成20年12月1日施行の

「公益社団法人及び公益財団法人認定等に関す法律」

に基づいて設立される法人です。

従来からの法人制度が大きく変わり、

一般財団法人と公益財団法人とが
できたわけですが、

公益財団法人の場合は、
一般財団法人とは異なり、

複雑な手続きが必要です。

従来からある、
財団法人はこの公益財団へと移行するか、

一般財団となるかの
選択肢を迫られることになります。

では、
公益財団法人の特徴についてご説明いたします。

「公益財団法人」という文字を使う

名称中に「あおぞら公益財団法人」
または「公益法人あおぞら」というように

「公益財団法人」という
文字を使うことができます。

この公益財団法人という名称は公益性が高く、
信頼できる法人であるという
印象を与えることになるでしょう。

信頼度は高い

公益財団法人になるためには、
非常に厳しい条件を整えなければならないのですが、公益性があるというお墨付きを得られるわけですから、

社会的にとても高い信頼度を得ることができます。

いきなり設立はできない

公益財団法人を
いきなり設立することはできません。

従来の財団法人から移行するか、

もしくは、
まず一般財団法人を設立してから
移行するかのいずれかになります。

公益を目的とする事業のみが対象

公益財団法人として設立できるのは、
公益を目的とする23の事業に限定されます。


公益的事業として認められるのは

「学術、技芸、慈善その他の公益に関する事業であって、不特定かつ多数の者の利益の増進に寄与するものをいう」

とされています。

公益性の認定が必要

また設立登記後に、
行政庁(内閣総理大臣もしくは都道府県知事)
に対して公益認定申請を行わなければなりません。


認定申請を受けた行政庁は、
18の公益認定基準に照らして、
その法人が公益財団法人としてふさわしいか、

に諮問し、
認定の可否を伝えます。

この結果を受けて初めて
公益財団法人として認定されることになります。

税制上、優遇される

公益性が認定されているわけですから、
税制の優遇措置を受けることができます。

まとめ

公益財団法人は、
税金が高いと有名な日本に、
タックスヘイブンとなるのです。

ただし、
その優遇措置が受けられる分、
審査には、2〜3年かかり、
かなり審査は厳しいのです。

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