【経営を成功させるポイント】これを知らないと黒字倒産もありえる!?〜資金繰り〜
早速本題に入っていきましょう。
資金繰りを成功させるポイント3選
■資金繰りに対する甘さ
資金繰りを、
失敗する人の共通項は資金繰りに対する甘さ
にあります。
起業時はすべてのエネルギーを、
会社経営に注がないとダメということに
尽きると思います。
一生に一度の頑張る時期だという
気持ちでやるのが最重要なんです。
もっと具体的にいうと、
とにかく売上をあげることに全エネルギーを注ぐ
ということです。
自分の持っている、
全エネルギーを売上をあげることに注ぐ
とか、
とにかく、
最初のひとつ目の商談を成功させるとか、
新たな得意先を開拓するとか、
広告を試すととか、
できることをすべてやる方と、
得意先もあるし案件もあるからと安心して
のんびりしてしまう方とでは、
確実に成功の確率が変わってしまいますね。
資金について
資金の話ですと、
だいたい3カ月から半年分の資金を用意して
スタートされる方がほとんどです。
当然その資金が持つ間が勝負なので、
その時期に頑張れない方は失敗します。
どんな人でも、
資金が減りだすと焦ってしまい、
まっとうな思考ができなくなるので、
収益性の低いビジネスに手を出したり、
借り入れをして返済のことばかり
考えたりといった悪循環に陥ってしまいます。
「お金がなくなったらビジネスは終わり」という
ことを肝に銘じておくことが必要不可欠です。
最初の頑張る時期は、
売り上げをあげることにお金とエネルギーと思考
を全部注ぐべきです。
■お金に対するシビアさは成功の必須条件
たとえば、
売掛金の回収が甘いという方は珍しくありません。
売掛金の入金に対して確認漏れがあるとか、
お金に対してシビアじゃないんです。
僕もサラリーマン時代は、
未回収でも自分の給料が減るわけではないからと
シビアに回収し出ませんでしたし、
気にもしてませんでした。
が、起業したらお金が尽きるまでの半年間が勝負
ですから、もっとシビアにならないとダメです。
さらにいうと、
成功する方は“シビアの基準が全然違う”という
イメージがあります。
黒字倒産
資金は循環しないと資金ショートとなり、
黒字倒産となりうることもあります。
入金と支出のタイミンのズレによって決算が
黒字にも関わらず倒産するケースもあります。
■資金ショートの原因
原因① 売掛金が多く、資金調達、回収が遅れる
原因② 困った時に金融機関と付き合いがない
原因③ どんぶり勘定で資金需要の把握不足
原因④ 日々の帳簿付けや資金繰り表を作らず、把握
していない
■解決策
解決策① まずはコスト削減
資金繰りを改善するため、
手始めに取り組まなくてはならないのが
コストの削減です。
ですが、
結果的にコストを削減し売上も下がっては
いつまでも資金繰りに追われる
可能性もあり得ます。
↓下記コスト削減の一例
・役員報酬の見直し
・赤字事業の廃止
・変動費の見直し
・人件費の削減
・人件費以外の固定費を見直す
解決策② 個人資産、遊休資産を売却する
経営者の個人資産や、
会社が保有する遊休資産の売却も、
真っ先に取り組むべき現金確保の手段です。
たとえば、投資用の不動産、ゴルフ会員権、
リゾート会員権などを保有している場合は、
個人法人の名義を問わず必ず現金化して下さい。
不動産を売却すれば、
固定資産税や管理費の削減にもつながる点も
見逃せないポイントです。
解決策③ 税金・社会保険料の支払いを遅らせる
国へのお金は支払って当たり前、
というよりも、支払わないと後が怖いという話
もよく聞きます。
そういった方が一番恐れをなしているのが、
国の最終手段である「差し押さえ」です。
会社の不動産や買掛金、
預金などを役所に差し押さえられるという、
会社にとっては一番恐るべき事態。
特に買掛金や預金の差し押さえに至っては、
金融機関や取引先に自社の状況が広く知れ渡る
ため、社外的に大変な信用問題になります。
なおかつ、
国も会社からの税金や保険料の「完納」を
目指しているので、
会社の倒産や破産を本意としない、
という部分もあります。
苦しい資金繰り事情や今後の支払い計画などを
説明して協力を求めれば、
支払いの一時保留や分割払いに応じてくれる
ケースもあります。
ぜひ、
税務署や年金事務所に足を運び、
資金繰り表や事業計画などなどありったけの
資料を示して、協力を求めましょう。
解決策④ 銀行に対してリスケの交渉を行う
リスケジュールとは、
金融機関への借入金返済が苦しくなった際、
現在の経営状況と今後の事業計画をもとに、
借入先の金融機関と相談を行い、
「返済可能なスケジュール」に則って
返済期間や毎月の返済金額を
一定期間変更することをいいます。
例えば、
毎月80万円の返済していたものを、
1年間は40万円に減額してもらい、
月々浮いた40万円×12か月分の480万円で
会社側は可能な限りの経営改善を目指す、
という形です。
会社の支出を一時的に減らすための手法としては
ごく一般的に用いられています。
金融側は、
会社が潰れて融資した全額が貸倒れるよりは、
ある程度期間が延びても1円でも多く回収したい
ということもあり、簡単に変更できます。
解決策⑤ 取引先への支払いを待ってもらう
仕入先への支払いを待ってもらうことにより、
支出を減らす。
信用問題などの影響を考えると、
できれば避けたい手段ではありますが、
どうしてもここに手を付けなければ
いけないとという場合は、
今後の取引を切られるリスクを前提として、
慎重に行わなければいけません。
まず仕入先への交渉は、
支払いを待ってもらっても事業継続が
可能性が高そうな先から交渉していきます。
例えば、
先方の財務内容が良さそうな取引先と
悪そうな取引先があれば、
財務内容が良さそうな会社から。
これは財務内容がいい会社であれば、
支払いを待っても先方の事業へのインパクトが
比較的小さいと考えられるからです。
まとめ
資金繰りを成功させるには、
まずは3つのポイントは必須です。
これから独立起業しようと考えている人は
日々の生活の中から変えていくことも重要です。
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