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はりまや橋


はずせません日曜市の柚子の寿司


何処に行ってもがっかりな名所はあります。思案橋を見に行った時も、確か、欄干らんかんが一本ポツンと道路脇にあって、心のなかでうちのはりまや橋の方が勝っちゅう!と思ったもんです。

それでも県民の心情としては「え~、これがはりまや橋~。がっかり~」という生の声を聞くのは辛いもんです。

いっそのこと、「がっかり名所No.1」なんて立て看板をつけた方が面白いんちゃうの!と思ったりしています。

ところで、幸か不幸か、あたしの住む四国は新幹線が走っていません。子供の頃から計画だけはあるので、いつかは新幹線を引き込みたいという願望はあるのでしょう。

でも、四国には田中角栄もいないし、たとえ新幹線を引き込んだとしても、元を取るにはどんだけ掛かることやら。

どうせトンネルばかりで車窓の風景も今一つだし、振り子列車で酔い止め薬を飲んで寝るしかないし、せっかく沿線沿いの人が観光客目当てに活動しているし、はりまや橋を見るために慌ててやって来ることもありません。

いっそのこと、各駅に停まって、お金を落としながら、地元の人たちと交流をして欲しいもんです。食材が新鮮で美味しくて、素材の味を生かした料理が豊富です。

スーパーに行っても売っているので、普通と思っていた「田舎寿司」があります。柚子の香る酢飯、リュウキュウや椎茸、ミョウガ、四方竹しほうちくという筍、蒟蒻こんんにゃくなどの握りです。

職場の同僚には県外から来た看護師もいて、「田舎寿司がめっちゃ美味しい!」と喜んで食べていました。

あ~、こうやって書いていたら柚子の香りが口の中に広がってきました。がっかり名所の絵も描けたし、珈琲タイムとしますかね。


「がっかりの名所巡りや草紅葉くさもみじ


はりまや橋です。でも、実物はこんな太鼓橋みたいな橋ではありません。少し急勾配すぎました。路面電車はおまけです(^^)v

草や水草も秋になると色づいて、近くで見てみるとけっこう美しいもんです。がっかりの名所であるはりまや橋、それでもいざ行ってみると、意外といいんちゃう~。