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初蝶

少し前のこと、他県の話ですが、鳥インフルエンザで大量の鶏が殺処分されました。

比べても意味がないかもしれませんが、鶏は殺処分されて、感染した人間や濃厚接触した人間は、ホテル療養をしています。

こんな時、基本的な人権を認められた人間でよかったと思います。

でも、猛烈なスピードで感染拡大しており、どれだけの人をホテルに収容するつもりや!と思ってしまいます。

何をやってもコストが掛かります。仕方ないかもしれませんが、未来の若者へ負の遺産を残さないで!と云うのなら、極力、感染回避する賢い行動を取るのは義務だと思います。

わたしは日々、R-1を飲んで、ホットCHAIで体を温めて、しっかりと腹巻きして、夜勤のない日は早く寝て、免疫力を高めています「えっへん!」(笑)。

それにしても、不規則な交代勤務や夜勤する職種の人たち、寝不足は免疫を下げるので、政府も三密回避や手洗い、換気のみでなく、「しっかり寝てくださいね~」と寝る権利と義務も、声を大にして言って欲しいです。

では、今日もよろしくお願いいたします。


猫の背をひと撫ですれば初蝶来

(ねこのせを ひとなですれば はつちょうく)

季語は「蝶」です。

まだ寒いと思っていても、日向ぼっこをしながら猫の背を撫でていたら、ひらひらと弱く舞う蝶を見ました。越冬した蝶でしょうか。

体温を感じられる猫と体温の無さそうな蝶。どちらも生きてるんや、と思いました。


冬遍路読経も凍てしコロナ禍よ

(ふゆへんろ どきょうもいてし ころなかよ)

季語は「冬」です。

わが家から、ほんの1キロメートルの所に、札所があります。最近はコロナ禍のためか、随分とお遍路さんも減りました。

以前は、大型の観光バスに運ばれてお遍路がたくさんやってきて、大きな声で読経をしていました。今は静かなもんです。

ただ、俳句の先輩より突っ込みあり。自分としても、「凍てし」がどうかなと思っていたので、来たか!です。

コロナ禍の読経静かに冬遍路

詠みたい内容は同じですが、凍てしではなく静かにしてみました。


風光る十七音ずつ瑠璃となり

(かぜひかる じゅうしちおんずつ るりとなり)

季語は「風光る」です。

五七五の俳句、たった十七音なのに、毎日、十七音を詠むたびにわたしの心が昇華されていく、と詠みたかったのですが、うまく詠めませんでした。

誕生石の瑠璃のごとく、わたしの心が美しくなっていくと詠んでみました。

ただ、瑠璃が季語を勝ってしまっている気もしますが、風が瑠璃色に光っている、ということにしましたが、今、ポンと浮かんできた句があります。

五七五詠むごと昇華風光る

(ごしちご よむごとしょうか かぜひかる)

でも、十七は文語ではどう読むのかしら。


五七五詠めば春告げ鳥高く

(ごしちご よめばはるつげ とりたかく)

季語は「春告げ鳥」、「鶯」です。

五七五の十七音を詠みますと、"春告げ鳥"と呼ばれる鶯が空高く舞い上がるかのように、わたしの心も上昇気味です。

それに、心だけでなく体の調子もいい感じ。頭痛とめまいが減ったのが嬉しいです。

五七五を詠んでも副作用はほとんど無いし、良いことばかりな気がします。

俳句へのリスペクトを込めて、十七音にこだわってみました。最初の二句は説明的です。

この最後の句がめでたくファイナルアンサーと思いきや、俳句の先輩より突っ込みです。五七五のリズムで、読むと春告げ鳥が分断の危機です。

五七五春告げ鳥の空高く

これがファイナルアンサーです!


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サルだんごです。密です。