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自分にエール

そんなに力を入れて働く歳でもないですが、やはり夜勤が続いたりすると堪えます。

でも、わたしが働くあいだ、猫はお留守番と思うと、一番頑張ってくれてるのは、文句も言わないマールだなあ。

今朝も寒いです。お布団の中で、ポチポチnoteしてます。


肩ゆるめ早緑月に絵筆持つ

(かたゆるめ さみどりづきに えふでもつ)

季語は「早緑月」です。

睦月の別の呼び方である早緑月に、肩の力を抜いて絵筆を持ったという句です。最近は、自分の描いた絵を挿し絵に使っていますが、春になり新しい絵筆に替え、なんかいい感じです。

まあ、絵は「目指せヘタウマ」ですが、なかなか極意が掴めません(苦笑)。


夜勤明けもつれ髪の吾余寒かな

(やきんあけ もつれがみのあ よかんかな)

季語は「余寒」です。

立春が過ぎたあとの寒さ、冬が残していった寒さという意味です。

夜勤では、一応、仮眠ができるようになっていますが、眠れるものでもなく、電話が鳴らないかと気が張っています。

身だしなみにも気をつけますが、夜勤明けは頭も体も心も、なんとなくもつれています。

残り続ける寒さへの恨みや、夜勤明けの粘るような疲れを余寒に込めてみました。


蒲公英や口をつぼめて鳴りもせず
タンポポや口をつぼめて鳴りもせず

(たんぽぽや くちをつぼめて なりもせず)

季語は「蒲公英」です。

蒲公英は日が昇ると咲いて、日が沈むと閉じます。別名、鼓草とも呼ばれる蒲公英です。

嫌なことがあって、カチンときたわたしは、口をつぼめてしまったことがあり、その姿と日が沈んで花を閉じてしまった蒲公英の姿が重なりました。

口をつぼめて喋らないわたし、花をすぼめて鳴らない鼓草。頑張ろう!

ところで、漢字とカタカナ、どちらがいいのかしら。


バリバリの肩にも背にも春の蝿

(ばりばりの かたにもせにも はるのはえ)

季語は「春の蝿」です。

冬を乗りきった蝿のことだそうです。疲れてバリバリになった背中。でも、そんな背中に冬を乗りきった春の蝿がとまっている。春は目の前ですよ~と、自分へのエールです。

でも、え~、背中に蝿かいー!と突っ込みがありそうです(苦笑)。


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ハンドルを握る車窓の花曇り

(はんどるを にぎるしゃそうの はなぐもり)

季語は「花」です。

運転が好きで、ハンドルさえ握らせていたら大人しくなるわたしです。

ゆったりと花の下で花見もいいですが、運転好きなわたしは、車窓から眺める桜や山桃も大好きです。

丁寧に育てられた山桃の里に今年こそ、行きたいもんです。

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これは、コロナ前に行ったときの写真です。桜も好きですが、この元気で艶やかな花桃も好きですね。


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ローカル線の電車の写真を撮ってきて描いたのですが、まわりが寂しかったので、派手な色の家とか付け足してみました。