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春よこい

いろんなことが後手後手で、真剣に生きようとすると眩暈がしそうです。やはり、こんなときは、心理的な冬眠がいちばんです。

ちょっと感度を鈍くして、ゆるゆると仕事をしています。みなさんも無理せず、免疫力を保てる程度に頑張りましょう。


みとり妻疲れ子と臥す春待つや

(みとりつま つかれことふす はるまつや)

季語は「春待つ」です。

最初は「春近し」の季語にしていましたが、「春待」の方がより主体的な意味合いが強いと知り、こちらにしました。

子どもが感染していることが分かり、濃厚接触者である両親が付き添って、ホテル療養や自宅療養をしています。

ここでのみとり妻は、看取りではなく看護の意味です。

これは、奥さんが子どもの看護をしている句ですが、今は(昔も?)、子どもの世話は妻と決まった訳でもなく、父親が子どもに付いて療養にくる家族も増えました。

早く春が来るといいですね。


別れ路のコンビニ前のおでんかな

(わかれぢの こんびにまえの おでんかな )

まだまだ寒いから、さっさと帰宅すればいいのに、やっぱり話がしたい相手がいます。

コンビニでおでんを買ってきて、でも、このご時世、わいわいと話すことは出来ません。

少ない言葉を交わして、「じゃあ」。

でも、こんな時間があるから明日も頑張ろうと思います。

別れ路、あまり日常では使わない言葉です。ただ、俳句や短歌では使われるので、使ってみました。

なんか、別れ地ってドラマがあります。


春を待つ新のチャッカー革硬し

(はるをまつ あらのちゃっかー かわかたし )

季語は「春待つ」です。

あと少しで完成の黒色のチャッカーブーツ。履きこんでないので革も固く、艶々です。

季節が春になって、大手を振って好きな所に遊びに行けて、新しいチャッカーを自慢げに履ける日が待ち遠しいです。



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浦戸大橋から見た浦戸湾です。わたしの庭のようなもんです。ここを左折すると、桂浜があります。

家ではめだかを、ここ浦戸湾では鯨を飼ってます。なんてね。