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久しぶりの靴作り

「マンボー」もやっと解除され、気持ち的にゆとりをもって山に行けた。やはり小心者としては、目には見えない足枷が重たい。

平日だったせいか、「マンボー」の解除から間もないせいか、参加者はわたし一人。貸し切り状態だった。

今は、冬に履くブーツに取りかかっている。オーソドックス、可もなく不可もない、黒のブーツを作るつもり。

それでも、きちんと試作品を作って自分の    足に合わせるので、やはりオリジナルだ。

既製品のブーツも悪くないが、どうしても    足に添わないことが多い。ブーツの中で足が泳いでしまう。ソックスがずれる。

ところが、きちんと足に合ったブーツだと、ソックスもずれないし、足指たちがゆったりとしている。

前にも書いたが、ストレスのない足指たちは嫌~な汗をかかない。だから、靴を脱いでも臭くないのが嬉しい。


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ところで、今日は3時間かけて試作品を作り上げた。何度も履いては微調整していった。

前回はチャッカブーツだったので、丈は短めだった。でも、今回はもう少し長めにしたいけれど、長くなりすぎると履いたり脱いたりするのがめんどうだ。

ファスナーをつけると楽チンだが、靴が傷みやすくなるので却下。孔を7つ開けて、紐を通すことにする。

ベロの長さを調整したり、左右の紐の間隔を調整したり、角に丸みをつけたり。

遊び感覚で、切ったり、付け足したり出来るのが、手作りの醍醐味だろう。


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試作品を作るのは、きちんと自分の足に合う靴の型を取る目的もあるが、本番に向けての練習のチャンスでもある。

革を縫って繋いだら、木型にはめるのだが、そこからワニグチという道具を使って、革がひきつらないように均等に引っ張っていく。

実は、最初のうちは、表面ばかり気にして、表面がピン!と綺麗に張っていたら満足していた。

でも、師匠がチェックすると、微妙に革が    ひきつっている。裏返すと、「あらま~」    片方だけやたらと引っ張っていた。

見える部分にばかり意識を向けて、あちこち引っ張っては見映え良く仕上げても、時間ととも無理が出てきそうだ。

3度も練習したから本番はバッチリだろう。来週も山に行けそうだし、「ものづくり」の秋になりそうだ。