今日のだいたい2時 8月上旬
8月1日(日)
友人からもらった抹茶粉末ドリンクを作って飲んでいる。
作り方には粉末一袋に対してミルクを180ml注ぐとあったけれど、計量カップいっぱいのミルクをトクトクと注ぐ。出来上がるドリンクの味は、20mlの差できっと変わるのでしょう。
8月2日(月)
工場直売のパン屋にいる。
惣菜パンコーナーに並んでいた真っ白のまあるいパンがおいしそうで、
「これ中に何が入ってるんですか?」と尋ねたら、
「万札が入っているかも」と販売員のおばさんに言われた。にんまり。
8月3日(火)
オレンジジュースをがぶ飲みしている。
あと50cc多かったらコップを使っていたと思う。
8月4日(水)
生まれてからずっと伸ばしたままにしていた息子の後ろ髪を切った。
お腹の中にいる時からこの髪は生えていたんだよなと思うと、すきばさみを持つ手に少しの迷い。それでもジャクジャクと、威勢よく短髪にする。ぱっつんのおかっぱにされた息子は、後ろ髪と一緒に“赤ちゃんだった時代”も切って落ちたみたいで、一気に少年感が増したように見えた。その様子にドキドキしているわたし。嬉しいような、さみしいような。(子どもはいつか巣立っていくんだよな……)なんて、ドラマのセリフみたいな感情が襲ってくる。こうやって一個ずつ、ちゃんとさみしさを感じておこう。
8月5日(木)
郵便を出しに行った帰り道、神社でおみくじを引く。
手に2枚引っかかって、そのうちの一つをとって開いた。末吉だった。
「もう一つの方は大吉だったかもな」と人間臭いわたし。
8月6日(金)
クリームパンをこそこそ食べている。
さっき冷たい天ぷらそばを食べ終わったばかりなのだ。
8月7日(土)
妹からキャップのプレゼントがあった。
なんでもない日だったので、子ども心がふるえるほどの喜び。
お日さまの光で日焼けてくたくたになってもずっとかぶる。
8月8日(日)
スーパーバルーンを作って遊んでいると、
「それ、かじると苦いから気をつけな」と父が言った。
なんでそんなことを知っているのかと聞くと、
「子どもの頃、食べてみようと思ってかじった」と言った。
またひとつ、お茶目な父を尊敬した。
8月9日(月)
オーブンでチーズケーキが焼けた。
しかし畳の部屋で息子を寝かしつけているので、扉を開けに行けない。
8月10日(火)
つめたい紅茶を飲んでいる。
冷蔵庫にはスイカが半玉残っていて、ダイニングテーブルの上にはとうもろこし。流しの下の棚にはそうめんが常備され、洗濯物はとりこんだ後もしばらく熱っぽい。室外機の風は分厚く、学校のプールは塩素くさい。
身の回りの色、におい、音から“夏休みっぽさ”をしみじみ感じている、今日の午後。