見出し画像

7年ぶりのピレーネ超え

2017年に夢だった「スペインサンチアゴ巡礼路」を夫婦で歩きました。

・まずは、フランス側のサンジャンピエドポーという町の巡礼事務所で巡礼手帳を受け取ること

・お宿は予約できないから、毎日到着した町で空いている巡礼宿に泊まる

・荷物はずっと自分で持ち歩くこと

などの、
とっても少ない情報と
とってもワクワクした気持ちだけを持って
成田→パリに向かい
パリから夜行バスと電車に乗り継いで
スタート地点のサンジャンピエドポーに着いて
巡礼手帳を受け取って、その翌日に
カミーノ(巡礼)をスタートしました。



初日は、フランス側のサンジャンピエドポーからピレーネを超えてスペイン側のロンセスバレスまでの約27kmの道。

スタートしてすぐに目の前に現れた坂道
どこまでも続く坂道に心が折れそうになったのを覚えています。


景色は最高なんです!!


でも、途中で引き返す人もいたり、とにかく目の前には坂、坂、坂。
その道中、休憩できるカフェは 8km地点に一箇所だけあって、また坂

6時に出発して、目的地のロンセスバレスに着いたのは18時くらいだったように思います。

11時間くらいかかって、お宿に着いてからは
脚を引きづりながらしか歩けなかったり
自分の手で脚を持ち上げないとベッドに上がれないくらいの状況でした。

そんな状況だったので、今回もピレーネ超えを楽しみにしつつも、やっぱりドキドキしていましたが、あの辛かった11時間の思い出をなるべく考えないようにしていました。

そして、今回どうだったか?

7年前に歩いた時に、途中から
自分たちが持っていた情報がとっても古いものだったことを知りました。
例えば、
・お宿は予約できないと思ってたけど、事前に予約できる
・バックパックは次のお宿まで運んでくれるサービスがあること

なので、今回のピレーネ超えはバックパックは持たずに歩くことにしました。
本当は、6月にゴビ砂漠のレースに出るので
練習を兼ねて持った方が良かったのですが😅

話は戻して、今回はどうだったのか?

まず、パリから電車で移動したので
移動もとっても快適でした


サンジャンピエドポーに降り立ったときに
なんとも言えない嬉しい気持ちになりました

巡礼事務所で巡礼手帳を受け取ったら
またピレーネを超えるんだ〜と
さらに実感が湧いてきました

その日泊まったお宿はいまいち😅だったけど
朝の景色が美しかった!!

そして、いよいよスタート

ピレーネ超えは

一言で言うと


やっぱり


しんどかった!!!

やっぱり、どこまでも坂、坂、坂


そして、やっぱり景色は最高でした。

私は、日頃運動しないし
昔から運動することに興味がなかったり
苦手意識があリます。
だから、7年前にスペイン巡礼を
約900km歩いたのは奇跡のようなもので
人生で一回きりだと思っていました。

まさか、その後、何度も歩くことになるとは1ミリも思っていませんでした。
私が運動すると言えるのは、年に1〜2回スペインを歩くときくらいで
年間行事のような感じになっています😆

そんな感じなんですが

今回のピレーネ超えも
すごくしんどかった
けど、なんと
7時間くらいで目的地に到着したんです。


7年前のときよりも、4時間くらい早く到着しました。

そして、何よりびっくりなのは
脚が全く痛くない状態。
7年前とは別人になっている自分に出会いました

自分では気づいていなかったけど
日頃運動はしていなくても
この1年に1〜2回歩いていることで
確実に何かが変化したことを実感しました。

今回で、私のピレーネ超えの思い出が書き換えられました。
しんどかった!は同じだけど
超えた後の自分の状態は完全に書き換えられました。

本当に、私たちの可能性は無限で
いつでも、更新できることを実感しました。
その気になれば、いつでも。

辛い思い出は、楽しい思い出に書き換えられるだろうし

同じく、

楽しい思い出を、辛い思い出に書き換えてしまうこともあるだろうし

何を選ぶかは自分次第だけど

いつでも、どんなふうにでも更新できる

そんなことを
今回のピレーネ超えは教えくれたような
そんな気がします。

今回は、来年スペイン巡礼約900kmのアテンドのご依頼をいただいいるので視察で来ていますが、
ピレーネは超えても、超えなくても
スペイン巡礼はやっぱり最高だと感じています

来年も楽しみです

明日は、スペインに入ってからのこと書きたいと思います。

今日もありがとうございます。
ハッピー


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?